大日本印刷 学生の読書習慣の育成に向けた実証実験を武庫川女子大学で開始
2017年07月14日
大日本印刷(DNP)と武庫川女子大学、日本電子図書館サービス(JDLS)は共同で、大学における電子図書館を導入し、学生の読書習慣の育成に向けた実証実験を武庫川女子大学で実施する。また大学内にある紀伊國屋書店のブックセンターや近隣書店と連携し、電子書籍の閲覧が、紙の書籍の購買に繋がるかといった効果検証も同時に行っていく。
近年、生活環境の変化や様々なメディアの発達・普及などにより、学生の読書・活字離れが進んでいると言われている。全国大学生活協同組合連合会が実施した調査では、大学生の1日の読書時間は平均24.4分と、前年比で4.4分減少しているほか、学生の約半数が、1日の読書時間を「0」と回答するなど、読書離れの実態が浮き彫りになる結果となった。*
こうした中、各大学はICT環境を整備し、学生が普段使い慣れているスマホやパソコンでの読書機会の提供に取り組んでいる。今回、DNPと武庫川女子大学、JDLSは共同で、学生の読書習慣の育成をめざし、電子図書館を活用した実証実験を武庫川女子大学で実施する。
*第52回学生生活実態調査

【電子図書館サービスの概要】
今回の実証実験では、自宅や学内のパソコンやスマートフォン、タブレット端末で、インターネットを通じて、電子書籍の検索・貸出・閲覧・返却ができるDNPの電子図書館サービスを利用する。図書館利用者は、会員IDとパスワードを入力するだけで、電子書籍を検索して閲覧することができ、貸出処理を行うことで、紙の書籍と同様に一定期間、特定のタイトルを閲覧することもできる。JDLSは、国内の多くの出版社から電子書籍の提供を受けており、電子書籍を閲覧できる回数や期間に制限を設けるなど、著作権者の利益に配慮しつつ、新刊本やベストセラーといった生活者に人気の高いコンテンツを提供している。さらに、ネットワーク基盤構築を行う西日本電信電話株式会社(NTT西日本)と連携して、電子図書館における学内のネットワーク基盤やクラウド環境でのサービスインフラの構築、サービスシステム、コンテンツまでトータルで提供する。

【実証実験の概要と各社の役割】
対象:全学生及び職員
期間:2017年7月~2019年3月
提供コンテンツ:文芸や学生のニーズが高い資格試験系書籍など、2017年7月時点で約1400コンテンツを提供し、今後も順次増やしていく予定。
実施内容:
・学生や職員が所有するスマートフォンやパソコンから、電子図書館サービスにアクセスし、IDとパスワードを入力、ログインすることで、電子図書館サービスのコンテンツを自由に閲覧できるようになる。
・学生が普段使い慣れているスマホやパソコンを活用することで、読書がしやすい環境を整備し、読む習慣の定着化を目指す。
・大学内にある紀伊國屋書店のブックセンターや近隣書店と連携し、電子書籍の閲覧が紙の書籍の購買に繋がるかといった効果検証も行う。                                               
・電子図書館サービスを活用した読書会の開催をします。
・授業での利用を通して学生同士で楽しみながら、新たな気づきを得られる共創学習の体験を提供する。

■各社の役割
DNP:電子図書館サービスの提供
日本電子図書館サービス:出版コンテンツの提供
武庫川女子大学:本実証実験の実施及び、学生のサポート