大日本印刷 セキュアな通信環境の構築を容易にするクラウド型のVPNサービス開始
2017年06月01日
丸紅情報システムズ(以下、「MSYS」)と大日本印刷(以下、「DNP」)は共同で、複数機器間の通信をセキュアに行うバーチャルプライベートネットワーク(VPN)において、MSYSが運用する管理サーバーを利用し、IoT機器やモバイル端末にVPNソフトウェアをインストールするだけで簡単に構築できるクラウド型のVPNサービスを2017年8月に開始する。

【サービス開始の背景】
近年、IoT(Internet of Things: モノのインターネット)の進展により、インターネットを経由して各種機器の情報を集約できるようになる一方、情報漏えいなどのリスクも高まっている。
このリスクに対してDNPは、2015年より、専用のVPNサービス「DNP Multi-Peer VPN」を提供しており、ネットワークカメラのデータ通信や、自動車開発時の走行テストデータの通信に導入されている。これまでは導入企業ごとに管理サーバーを設置して通信機器間の認証を行っていたが、今回提供を開始する「MSYS Multi-Peer VPNサービス」では、MSYSが運用するデータセンターに設置した管理サーバーを使用して、情報漏えいを防止するクラウド型のVPNサービスを提供する。これにより従来のサービスより、管理サーバーの構築・運用の手間が省け、より手軽にVPNサービスを導入することが可能になる。

【「MSYS Multi-Peer VPNサービス」の特長】
■ソフトウェアのため導入が簡単かつIoT機器への組み込み対応が可能
ソフトウェアとして提供するため、高額なVPN装置の購入や複雑な設定が不要で、かつ容易にIoT機器に組み込むことが可能。
■同時複数P2P接続で多彩なネットワーク構築が可能
通信の開始時にサーバーに接続して端末認証を行った後、端末やIoT機器間で複数同時に、P2P(Peer to Peer)の接続が可能です。様々な利用シーンにおいて、端末やIoT機器同士がVPN接続で安全に通信することができる。
■端末認証による高いセキュリティ
ID/Passwordでの認証に加え、電子証明書による独自の端末認証を行うため、なりすましによる不正アクセスなどが防止でき、高いセキュリティを実現することが可能になります。
■シームレスにVPN通信ができるため移動体での使用に最適
仮想IPアドレスを使用するため、スマートフォンや自動車のような移動体で通信の基地局が切り替わった場合にも、シームレスにVPN通信を行うことが可能。
■グルーピング機能
管理者はMSYS Multi-Peer VPNサーバーにアクセスすることで、ユーザーや機器のグループ設定が可能です。ユーザーはグループ内の他ユーザーや機器へアクセス可能だが、異なるグループのユーザーや機器へはアクセスすることができない。
■マルチキャリアに対応
マルチキャリア対応のため、ご利用中のインターネット回線をそのまま使用することが可能。
■セキュリティの高いデータセンターで運用
「MSYS Multi-Peer VPNサービス」の管理サーバーを制御するMSYSのデータセンターは、24時間365日の有人監視体制のもと、最新の生体認証システムをはじめ、金属探知機、X線検査器など、厳重なセキュリティ対策が施されている。

【価格】
1IDあたり月額1,000円

【今後の取り組み】
MSYSとDNPは、同サービスをセキュアな通信環境が必要な企業に提供し、2018年に1億円の売上を目指す。
なお6月7日(水)~9日(金)に幕張メッセで開催される「interop TOKYO 2017」のDNPブースで本サービスを紹介する。