東京国立博物館と凸版印刷 VR作品『熊本城』を4月26日から上演
2017年04月21日
独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(東京都台東区、銭谷眞美館長、以下 東京国立博物館)と凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、加藤清正が築いた熊本城の美しく勇壮な姿を再現したVR作品『熊本城』を東京国立博物館 東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」にて、2017年4月26日(水)から7月30日(日)まで上演する。

 VR作品『熊本城』は、熊本城内の観光施設「桜の馬場 城彩苑(じょうさいえん)」内の「湧々座(わくわくざ)」で公開している作品で、ミュージアムシアターでは、2016年6月から7月に熊本城復興支援として特別上演を行った。今回の上演作品は、湧々座での上演作品に東京国立博物館が所蔵する加藤清正ゆかりの作品の紹介など、新たなシーンを加えたミュージアムシアター編。勇猛果敢な武将であり築城の名手でもあった加藤清正が実戦本位の城として築いた熊本城の、不落の名城ともよばれる強さの秘訣を紐解きながら、その美しく勇壮な姿を鑑賞できる。また江戸時代から明治時代、そして現代にいたる城の変遷をたどり、人々により引き継がれ、そして未来へ受け継がれていく城の姿を紹介する。
 同上演では、専属ナビゲーターが案内役となり、難攻不落の城に攻め入るかのように、竹之丸から天守、そして本丸御殿へと向かい、あたかも実際にその場にいるかのような体験が可能。
 さらに期間中、熊本地震から1年が経過した熊本城の復旧状況をパネル展示で紹介する。

■ VR作品『熊本城』について
 VR作品『熊本城』は、五重・三重の櫓(やぐら)が立ち並び威容を誇っていた江戸時代の熊本城を題材に、城郭建築および熊本城研究の専門家による学術監修のもと2011年に凸版印刷が制作した。制作には平面形状と柱割が把握できる重要な史料「御城内御絵図(おんじょうないおえず)」と立面意匠が表現された「御城図(おしろず)」などの古図面を参照したほか、宇土櫓(うとやぐら)や天守閣、本丸御殿などの建造物や石垣を詳細にデジタル撮影した約40,000枚におよぶ画像を活用している。