凸版印刷 「松本市市制施行110周年記念事業」の一環でVRコンテンツを制作
2017年04月17日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、国宝をはじめ地域のさまざまな文化資産をデジタルで再現し、人々が誇りを持てる観光資源として活用できる「デジタル文化財」の提供を推進している。
 今回、長野県松本市による「松本市市制施行110周年記念事業」の一環として、江戸時代中期に焼失した本丸御殿や、大正時代に埋め立てが行われた南・西外堀など、国宝松本城の往時の姿を楽しめるVRコンテンツ『国宝松本城VR』を制作した。同コンテンツを活用したVR動画は、2017年5月1日(月)に開催される「市制施行110周年記念式典・イベント」(会場:まつもと市民芸術館 主ホール)にて上映される。また、凸版印刷が制作・運営する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアムアプリ(※)」にて、2017年7月1日(土)から一般公開する予定。

■ 『国宝松本城VR』について
 『国宝松本城VR』は、江戸時代の松本城城下の情景をデジタルで再現し、VR体験ができるコンテンツ。
・失われた松本城城郭の全貌が蘇る
松本城管理事務所の監修に基づき、江戸時代中期に焼失した本丸御殿のほか、二の丸御殿、古山地御殿を中心とした松本城城郭、大正時代に埋め立てが行われた南・西外堀、さらに江戸時代の松本城城下の様子などを、細部までデジタルで再現した。現存天守だけではない、松本城城郭の全貌が蘇る。
・現在も残る石垣を三次元形状計測し、デジタル化を実施
玄蕃石と呼ばれる巨石が残る太鼓門石垣の三次元計測を実施。そのデータを活用した高品質なVR作品を制作した。
・「享保13年秋改 松本城下絵図」を基に、城下の様子を再現
松本城下を精緻に描いた松本市指定重要文化財「享保13年秋改 松本城下絵図」を基に江戸時代の城下を一部再現した。

■ 凸版印刷のデジタル文化財を活用した地方創生支援への取り組み
 近年、自治体や商業施設などにおいて、訪日外国人をはじめとする旅行者の誘致による地域経済の活性化や、市民意識の醸成などによる、地方創生への取り組みが本格化している。
 こうした中、VRやARなどの技術を活用して地域の文化資産をデジタルアーカイブ化・コンテンツ化することで、歴史理解の促進や新たな観光資源として活用する取り組みが拡大している。
 凸版印刷では、地域のさまざまな文化資産を人々が誇りを持てる観光資源として活用できる「デジタル文化財」を提供している。VRコンテンツの制作はもちろのこと、臨場感と没入感を体験できるVRシアターや、全地球測位システム(GPS)を組み合わせた体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアムアプリ」など、最新のデジタル表現技術を用いて、文化資産を活用した地方創生支援を展開している。

※ ストリートミュージアムアプリ
現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動して見ることができる新しい体感型観光アプリ。旅行者は同アプリを利用することで、VRコンテンツや音声付き映像解説が閲覧できるほか、GPSで実際の地図と連動した古地図を表示できる。