凸版印刷 模倣品被害を抑制に最適なカラーホログラム「フォトカラーワイド」を開発
2017年01月16日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、写真がそのまま発色するように鮮やかに発色するカラーホログラムで、世界最高クラスの広視域を実現した「フォトカラーワイド」を開発した。模倣品被害を抑制するライセンス用途向けに、2017年1月より販売を開始する。

 カラーホログラムとは、写真のように実物に近い色をホログラムで再現する。ホログラムを正面から覗き込むと写真のように鮮やかな色で発光する。 「フォトカラーワイド」は、従来のカラーホログラムのように真正面からだけでなく、斜めからみても写真のように鮮やかに発色するホログラム。凸版印刷が従来培ってきたナノ単位の光学設計と、その設計を実現するエレクトロンビーム(EB)描画技術を応用。左右の視域をそれぞれ約5°ずつ拡大し、世界最高クラスの広視域を実現した。同製品と同等の広視域なホログラムを製造するには、高い専門技術が必要であり模造が困難なため、模倣被害の抑制が期待できる。また、美粧性が高く、高級感を演出できるなど商品ブランドの価値向上にも貢献できる。

 近年、模造品の流通は世界的に拡大しており、その被害額は全世界で年間約177兆円に上るとも言われ、その内容も多様化している。模造品が流通し続けることで、真正品の売り上げ減少やブランド価値の低下を招く恐れがあるため、企業は偽造防止への対応が求められている。
 こうしたニーズに応える偽造防止ツールとしてホログラムは広く普及しています。同時に、昨今ではセキュリティ性だけでなく、セールスプロモーション用のツールとしても活用できるアイキャッチ性と美粧性を兼ね備えたホログラムの開発が求められている。
 このたび凸版印刷は、このニーズに応える、写真のように鮮やかに発色するカラーホログラムで、世界最高クラスの広視域を実現した「フォトカラーワイド」を独自開発。同製品の製造には高い専門技術が必要であり模造が困難なため、模倣被害の抑制が期待できる。また、セキュリティ性が高いだけでなく、美粧性も高いため、店頭での商品ブランドの訴求にも効果的。

■ 「フォトカラーワイド」の特長
・高度なセキュリティ性で模造を抑制
凸版印刷の光学設計技術やEB描画技術により、左右の視域をそれぞれ約5°ずつ広げ、世界最高クラスの広視域を実現。本製品と同等の広視域なホログラムを製造するにはナノレベルの画素単位で描画する高い技術が必要であり、模造は極めて困難なため、模倣被害の抑制が期待できる。
・写真のように鮮やかな発色で店頭訴求力を向上
RGBに対応する画素の輝度と回析方向をコントロールすることによって可能となった光の加法混色で、写真がそのまま発色するように鮮やかな色づかいを再現。写真的な要素が強い自然の風景や人の肌や皮膚などの色を表現することが可能なため、企業が伝えたいイメージを効果的に表現できる。

■ 価格
約2.5円/枚 (※100万ロット製造時、ラベル形状の場合。)

 凸版印刷は今後、本製品をライセンス用セキュリティホログラムとしてだけでなく、美粧性を活用したセールスプロモーション用ホログラムとしても展開。2017年度に約1億円の売上を目指す。