凸版印刷 重要文化財「東征伝絵巻」の展示用デジタルコンテンツを製作
2016年07月23日
律宗総本山 唐招提寺(所在地:奈良県奈良市、長老:西山明彦氏、以下 唐招提寺)・独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館(所在地:奈良県奈良市、館長:湯山賢一氏、以下 奈良国立博物館)・凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)の3者は、唐招提寺の開祖、鑑真和上の半生を描いた重要文化財「東征伝絵巻」をテーマにした展示用デジタルコンテンツ、タブレット端末用アプリおよび高精細映像『東征伝絵巻 鑑真和上 辛苦の旅路と信念を描く』を製作。2016年7月23日(土)から9月19日(月・祝)まで、奈良国立博物館で開催される特別展「忍性 -救済に捧げた生涯-」の会場で公開する。

 特別展「忍性 -救済に捧げた生涯-」では史上初めて、重要文化財「東征伝絵巻」の延べ83mに及ぶ全五巻・全場面が展示されるが、長大な絵巻を展示するにあたり展示スペースならびに文化財保護の観点からすべてを一度に展示することは難しく、同展でも前期と後期の2度に分けて展示される。今回、全期間を通じて同絵巻の全場面を鑑賞できる、展示用デジタルコンテンツ、タブレット端末用アプリ『東征伝絵巻 鑑真和上 辛苦の旅路と信念を描く』、および高精細映像『東征伝絵巻 鑑真和上 辛苦の旅路と信念を描く』を製作した。
 タブレット端末用アプリでは、同絵巻全巻の見たい場面に移動させながら鑑賞することができる。また、高精細映像では同絵巻に描かれた鑑真和上の半生をナレーションで解説しており、それを聞きながら同絵巻の重要52場面を鑑賞する。
 なお、これらの展示用デジタルコンテンツの開発には、2015年に唐招提寺と凸版印刷が奈良国立博物館の協力のもと、同絵巻を凸版印刷が開発した大型オルソスキャナを用いて取得した高精細デジタルデータを活用している。また、展覧会期間中に開催される小学生向け講座「きく!みる!ふれる!東征伝絵巻」では、同データを活用して製作したデジタル絵巻コンテンツ『東征伝絵巻 鑑真和上 辛苦の旅路と信念を描く』(※1)を用いて、唐招提寺石田副執事長が同絵巻を解説する。