印刷工業企業年金基金 初代理事長に三美印刷の山岡景仁社長が就任
2016年04月20日
印刷工業企業年金基金は4月1日付で厚生労働大臣の認可をうけ設立した。第1回代議員会を4月19日中央区・全印健保会館で開催し、初代理事長に山岡景仁氏(東京都荒川区、三美印刷社長)が就任するとともに、基金運営体制を決めた。
冒頭、理事長代行を務める東京印刷工業厚生年金金代表清算人の盛庄吉氏が設立された印刷工業厚生年金基金について、「東京、大阪、中国地区から加入を頂き、また、本日の追加加入申請分と合わせ85社約2,600人の加入者でスタートするということとなった。現在も加入の問い合わせが来ていると聞いており、今後の加入増を確信している」と挨拶した。
 山岡景仁理事長は「私は東京印刷工業厚生年金金の制度検討委員長として、厚生年金のあり方を検討してきた。その中で基金が解散することは国の方針なので、やむなしとしても、このままでは中小企業が多い印刷業界の企業年金がなくなってしまうのではないか。このようなことから、これまでの事業主負担の範囲の中で可能な受け皿制度として、印刷工業企業年金基金を検討してきた」と設立の経緯を語った。
 代議員会では、理事会議決事項、諸規程の制定、平成28年度事業計画と予算などが承認された。
 平成28年度事業計画の基本方針は、基金事業の円滑な運営と健全な発展を期するため、次の基本方針に基づいて事業を推進する。
(1) 事業所の編入促進により、加入者の増加を図る。
(2) 資産の効率運用のため調査研究を行い、運用収益の確保を図る。
(3) 総選挙の実施。

第1期代議員は次のとおり(敬称略)。
【選定】
▽理事長:山岡景仁(三美印刷)▽副理事長:岩田克彦(大同印刷)▽理事:山口明義(山口証券印刷)▽監事:佐野栄二(千代田オフセット)▽日比野信也(日生印刷)▽森定雄(研文社)▽盛庄吉(東京印刷工業厚生年金基金)
【互選】
▽理事:岡信英(三晃印刷)▽理事:石井隆司(公益社団法人日本印刷技術協会)▽常務理事、運用執行理事:高井正章(東京印刷工業厚生年金基金)▽監事:石川仁(研文社)▽本田美幸(東京特殊印刷工業)▽目黒信(富士製版印刷)▽中郡久雄(三美印刷)

 印刷工業企業年金基金の特長は次のとおり。
1.ニーズの多様化にマッチした自由度の高い制度設計
■制度設計上のメリット
・加入資格、掛金額を事業所毎に選択できる。
・給付金の利率が保証されている(1.5%~2.5%の利息を付与する。)
■従業員のライフワークに合った制度
・年金支給期間を選択できる(5年、10年、15年、20年の選択制)
2.財政運営の安定化
■掛金の追加負担の発生リスクを極力抑える
・低い水準(2.0%)の運用利回りで運用リスクの軽減を図っている。
・年金支給期間を有期とする確定年金を採用している。
3.企業年金制度のメリットを享受
■税法上のメリット等
・掛金は税法上、全額損金(必要経費)に算入できる。
・退職金の事前積立を平準化する。
4.総合的年金制度のメリットを享受
■低康な運用コストと届出事務の軽減
・個別事業所で実施する場合と比較して制度運営コストが軽減できる。
・各事業所の退職金管理事務の負担を軽減できる。


山岡景仁初代理事長(三美印刷社長)