DNP文化振興財団 「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」1月23日から開催
2016年01月15日
DNP文化振興財団は千代田区立日比谷図書文化館で「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」を開催する。1月23日から2月14日まで前期「cozf編」、2月16日から3月23日まで後期「 ish編」を開催する。前期には漱石『心』の自筆装画がお目見え。後期では現在制作進行中の『吾輩ハ猫デアル』の秘密があかされる。

ブックデザインの第一人者である祖父江慎氏は、その独特な感性と鍛え抜かれたデザイン力により常に私たちの意表を突く作品を世に送り出してきた。本の中身・内容をいかに伝え、読者に訴え得るか、あるいはそこに意図的なデザインを感じさせることなく自然に読み進めることができるかが装丁やブックデザインの基本だが、創造力あふれるデザインがその本の世界をより魅力的に語ることがある。

同展では祖父江氏と氏が主宰するコズフィッシュのブックデザインを通して、フィジカルな「本」の魅力を探る。スマートフォンやタブレット、電子書籍リーダーといったデジタルデバイスの登場によりすっかり様変わりした感のある私たちの読書環境。そんな中、本がどのように作られるのか、そのプロセスを追いながら、紙の本だからこその表現を求めて1冊に込められる情熱に迫る。
アイデア・プラン出しから始まってそれらを実現するための試行錯誤を、本に使われる紙や本の構造、印刷方法から製本まで、実際にデザインした本を例に盛りだくさんで届ける。また多くの日本人に馴染みのある夏目漱石『心』『吾輩ハ猫デアル』新装版の制作プロセスを細かく紹介する。『心』装丁のために漱石自身が描いた装画や初版本のゲラなど、貴重な漱石自筆作品も展示される。「うまくいかない喜び」を軸に展開される祖父江慎+コズフィッシュのデザインワールドへようこそ!

なお、会期中の2月18日と3月10日にギャラリートークおよび、2月2日にイベント「祖父江慎さんと行く大日本印刷工場見学」が行われる。

※大日本印刷(DNP,北島義俊社長)のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は改装のため、しばらく休館する。改装期間中は、千代田区立日比谷図書館で企画展を開催する。