ザイコンジャパン Xeikon3500 国内ラベル市場向けに開発 特殊ニーズへの対応示す
2015年10月06日
 新たに国内代理店となったアルテックと共同で「IGAS2015」に出展したザイコンジャパン(東京都文京区)は、ラベル・パッケージ向けデジタル印刷機「Xeikon3500」の展示・実演を行ったほか、日本市場に向けた特別仕様モデル「Xeikon3020」の概要を発表した。
 9月11日には、同社ブースにおいてザイコンインターナショナルCEOのWim・Maes氏とザイコンジャパンの山部淳社長が日本のラベル印刷市場向けに設計された4色デジタルラベル印刷機「Xeikon3020」の開発について記者発表した。
 同製品は、国産のフィニッシング装置に多くラインアップされている150mm~250mmの基材幅に合わせて設計されたものであり、有版方式で中間幅の高品質ラベルを製造しているコンバーターにとっては、デジタル印刷をスタートするエントリーマシンとして最適なモデルとなる。
 ザイコンインターナショナルCEOのWim・Maes氏は「ザイコンが日本に参加して何年も経つが、特に日本のラベル業界は特殊なニーズがあると感じていた。現状ではラベル印刷はアナログが主流ではあるが、何とかデジタルの方にシフトさせたいと考え、特別な仕様を開発することが必要と考えていた。その結果、『Xeikon3020』という日本限定のバージョンを開発することができた」と語った。
 一方、ザイコンジャパンの山部社長は「日本のラベル市場向けに革新的な新型ラインアップの発表がIGASで実現できたことを嬉しく思う。日本限定エディションの発表はアジア市場、特に日本のラベル市場の厳しく、かつ特殊なニーズにも対応するザイコングループの姿勢の証明にもなった。
 このシリーズの特長は、ユーザーのビジネス業容の拡大に応じて印刷スピードや印刷幅のアップグレードが設置後でも可能な点であり、無理のないスマートな投資回収が期待できるものとなっている。ラベルコンバーターには東京デモルームに来ていただき、ザイコンがデジタルラベル製造に具体的にどのように役に立っているのかを実際に確認してほしい」と述べた。
 Xeikon3000シリーズの一員となる「Xeikon3020」では、高品質の印刷を再現するQA―Iトナーを使用。
 このトナーはCMYKの基本4原色に加え、数々の常備在庫特色トナーをはじめ、ワンパス高隠蔽型ホワイトトナー、セキュリティー用クリアトナーなど、特殊なトナーも適用が可能となる。
 「Xeikon3020は5色目ユニットも簡単にレトロフィットが可能であるとともに、PEなどの熱に敏感なフィルムの印刷に適しているICEトナーを選択することも可能である」と山部社長は示した。
 このQA―Iトナー・ICEトナーは、ともに米国FDAガイドラインの認証を受けており、食品パッケージ(非接触)などへ用途を拡大している。
 「Xeikon3020シリーズ」の特長としては、基材幅が200mm~25mmなほか、基材厚=40gsm~350gsm、印刷速度=9・6m/分が挙げられる。
 また、導入後のフィールドアップグレードも可能となり、印刷スピードは最高19・2m/分まで、基材幅は最大516mmまでアップできる。
 同社では「IGAS2015」の開催と同時に「Xeikon3020」の販売を開始し、2016年第一四半期からの納入を見込んでいる。


山部社長㊧とWim.MaesCEO

(印刷タイムス 2015年9月20日号掲載)