日印産連 創立30周年を記念して「GP環境大賞」を新設
2015年10月06日
VOC警報器を共同開発
オフセット印刷工場として

 一般社団法人日本印刷産業連合会(日印産連、稲木歳明会長)は、オフセット印刷工場において有機溶剤等による健康障害防止のため、あらかじめ決められたVOC気中濃度を越えると警報を発する「VOC警報器」XH―981Gを新コスモス電機と共同開発した。
 同警報器は2016年1月より、同社から発売する。
 日印産連では同警報器を、環境・作業環境に配慮した製品として「GP資機材」に認定する予定。
 2014年10月、日印産連は新コスモス電機の協力を得て、VOCを高感度に検知し、かつ耐久性に優れたセンサーを搭載したVOC警報器を試作した。同試作機をオフセット印刷工場に設置してフィールドテストを行い共同で改良を続け、このたび完成し発売の見通しが立った。
 ■特長
 ▽独自の熱線型半導体式センサーでVOCをトータルに検知する。
 ▽VOC濃度が一定レベルを越えると、ランプと音声メッセージ(ウーウー、ピッポッ、ピッポッ、空気が汚れて危険です、換気してください)で知らせる。
 ▽警報部、検知部一体型のコンパクト設計なので、設置に場所をとらない。
 ▽2年毎の交換期限をランプの点滅で知らせる。
 ■設置場所
 オフセット印刷工場の印刷機械デリバリ部(印刷物排出部)、印刷機械上部、印刷機と印刷機との間等。
 ■価格
 希望小売価格4万8000円(税別)
 ■初年度販売目標 3千台
 なお、9月11日~16日に東京ビッグサイトで開催されたIGAS2015で、日印産連および参考出品に賛同を得た印刷機メーカー4社(小森コーポレーション、桜井グラフィックシステムズ、ミヤコシ、リョービMHIグラフィックテクノロジー)のブースに出展した。

GP環境大賞の大賞・準大賞受賞者を決定
「印刷サービスグリーン基準」達成を認定

 一般社団法人日本印刷産業連合会(日印産連、稲木歳明会長)は、設立30周年を記念して新たにGP環境大賞を創設し、その大賞・準大賞の受賞者を決定した。
 日印産連では、独自に定めた環境自主基準「印刷サービスグリーン基準」を制定し、同基準の項目を達成した工場・事業所を認定、環境経営に積極的な印刷企業として推奨するとともに、同基準に適合した印刷製品に「グリーンプリンティングマーク(GPマーク)」を表示する印刷総合環境配慮制度「グリーンプリンティング認定制度(GP認定制度)」の取り組みを進めてきた。
 このたびのGP環境大賞は、平成26年度(平成26年4月から平成27年3月まで)にGPマークを表示した印刷製品を発行した735社・団体の中から、より多くの部数を発行した企業・団体に授与することとした。
 受賞各社・団体は、地球環境への負荷低減に熱心に取り組んでいるとともに、GP認定制度への深い理解と制度の積極的活用をしていることに敬意と感謝の意を込めて各賞を贈ることとなった。
 各賞の選考は、7月開催のGP環境大賞選考委員会の推薦案に基づき、8月19日開催の理事会で決定した。9月16日に開催された印刷文化典記念式典で大賞各社に各賞が贈られた。
 GP環境大賞およびGP環境準大賞の受賞者は次のとおり(各賞とも五十音順)
【GP環境大賞】(5社・団体)
 ▽ジェイアール東日本企画
 ▽タカラトミー
 ▽一般社団法人日本自動車連盟
 ▽本田技研工業
 ▽丸井グループ
【GP環境大賞準大賞】(10社・団体)
 ▽イズミヤ千里丘店イズミヤ会
 ▽埼玉県北本市
 ▽岐阜県垂井町
 ▽千葉県千葉市
 ▽東武鉄道
 ▽一般社団法人日本二輪車普及安全協会
 ▽一般財団法人脳神経疾患研究所
 ▽ホンダ四輪販売北・東北
 ▽レインボー薬品
 ▽稚内信用金庫
 日印産連では、今後もGP環境大賞を推進することで、印刷製品への環境配慮がさらに促進されるものと期待している。なお、GP環境大賞の結果は日印産連のホームページ等で公開するとともに、エコプロダクツ2015展をはじめさまざまな機会に広報していく。

(印刷タイムス 2015年9月20日号掲載)