DNPデジタルコム JR東日本と共同で、東京駅構内の案内アプリ「JR×AR」を開発
2012年04月16日

大日本印刷(DNP)のグループ会社で、電子メディアの企画制作を行うDNPデジタルコムは、東日本旅客鉄道(JR東日本)と共同で、AR(拡張現実)技術とスマートフォンを活用して、利用者が駅構内での正確な位置を把握できるシステムを開発した。

両社はこのシステムを利用し、東京駅の利用者を対象として、駅構内の案内機能、運行情報や乗り換え経路の検索機能などを搭載したスマートフォン用アプリ「JR×AR」を無料で提供し、その有用性や使い勝手などを検証する実証実験を4月16日から6月30日まで実施する。

 

「JR×AR」公式サイト http://www.jrar.jp

iPhone用アプリ(配信元:JR東日本)のダウンロード

http://itunes.apple.com/jp/app/jr-dong-ri-ben-dong-jing-yiar/id514220619?mt=8

AndroidTM搭載端末用アプリ(配信元:DNPデジタルコム)のダウンロード

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.jreast.jrar2012

 

【開発の背景】

GPS(GlobalPositioning System:全地球測位システム)機能を搭載したスマートフォンでは、位置情報を基にした現在地確認やルート探索などのサービスが利用できる。しかし、GPSは平面の位置情報しか取得できないため、地上や地下に複数のフロアを持つ施設内では正確な位置の把握が困難だった。東京駅は、地上と地下に多くの乗降用プラットホームがあり、「エキナカ」と呼ばれる商業施設も広大なため、複雑な駅構内で遠方の生活者も迷わないようにするには、生活者が現在地をより正確に把握し、行きたい場所に的確に案内してもらえるサービスが求められていた。

こうしたニーズに対してDNPデジタルコムとJR東日本は、GPSによる位置情報の取得が困難な駅構内でも、ARを利用して正確な位置情報の把握と駅構内の案内ができるアプリ「JR×AR」を開発した。

 

【「JR×AR」の概要と特長】

「JR×AR」のアプリをダウンロードしたスマートフォンのカメラで、東京駅構内27ヶ所に貼付された専用のARマーカーを読み取ると、駅構内での現在地と利用者が向いている方向などの情報が取得できる。また、駅構内の店舗情報や運行情報、乗り換え経路探索、路線図など、利便性の高いサービスが利用できる。

 

1.複雑な構造の施設でも、低コスト・スピーディーに案内サービスを提供

GPSの電波が届きにくいエリアやWiFiアクセスポイントがないエリアでも、専用のARマーカーを読み取るだけで現在地を確認することができる。このマーカーは、貼付する場所に応じてデザインを変えたシール形状の印刷物。表示するコンテンツをサーバー側で更新するため、マーカーを変更する必要がなく、コストを抑えた迅速な最新情報の提供が可能になる。

2.駅に関連する多様な情報を提供

位置情報のほか、駅構内地図や「エキナカ」の店舗、列車の運行情報、乗り換え経路探索、時刻表や路線図など、駅利用者にとって利便性の高いサービスを提供する。

3.利用目的に合わせて店舗検索が可能

ショップリストには、「お食事・軽食」「弁当・惣菜・ベーカリー」「おみやげ」など、7種のジャンルに分類された東京駅構内の情報が登録されている。「おみやげ」などのジャンルから店舗を選ぶと、現在地から店舗までの位置を構内地図上で確認できる。