リンテックと富士フイルムが共同開発した建物用ウインドーフィルムを発売
2012年04月12日
窓ガラスに貼ることで、さまざまな効果を発揮する建物用ウインドーフィルムを全国展開しているリンテック(東京都板橋区、大内昭彦社長)は、高透明性を維持しつつ、優れた日射調整効果を実現する新製品を富士フイルムと共同で開発した。「ウインコス」ヒートカットHCN-75Fとして、5月1日に全国発売する。

窓ガラス全面に貼ることで、地震などによるガラス破損時の破片の飛散防止対策効果や、紫外線カット効果、日射調整効果などを発揮する建物用ウインドーフィルム。中でも、室内の明るさを保ちつつ空調効率を向上させ、節電・省エネルギー対策に寄与する高透明タイプの日射調整フィルムとしては、独自の近赤外線遮へいコート加工による汎用性の高い日射吸収タイプと、スパッタリング加工によって薄い金属膜を形成した高性能な反射タイプの2シリーズを全国展開している。
今回、建物用ウインドーフィルム「ウインコス」の新アイテムとして、富士フイルムの特殊加工技術と同社の近赤外線カット処方を組み合わせることで、従来品とは全く異なる日射調整フィルムを開発。「ウインコス」ヒートカットHCN-75Fとして、5月1日に全国発売する。

ヒートカットHCN-75Fは、銀ナノ平板粒子と呼ばれる特殊な粒子を均一にコーティングして、近赤外線反射層を形成する富士フイルムの技術と、同社独自の近赤外線カット処方を組み合わせることにより実現した高性能な建物用ウインドーフィルム。従来の反射タイプに近い優れた日射調整効果に加え、高い電波透過性を兼ね備え、フィルムの金属膜による電波障害などがない。
もちろん従来品と同様、ガラス飛散防止対策効果にも優れ、紫外線も99%以上カットする。同社では、今後さらに節電・省エネルギー対策のニーズに対応する、新たな製品開発に注力していく。

主な特徴は次のとおり。
▽日射調整効果
富士フイルムの特殊加工技術と同社の近赤外線カット処方を組み合わせることで、反射タイプに近い優れた日射調整効果を実現。室内の明るさを保ちつつ空調効率を向上させ、節電・省エネルギー対策に寄与する。
▽透明性
明るさの源となる可視光線透過率が74%と高い透明性を実現。カーテンやブラインドなどとは異なり、室内の明るさや景観を確保することが可能。
▽紫外線カット効果/飛散防止対策効果
人体に有害な紫外線を99%以上カット。ガラス破損時の破片の飛散・落下を防止する効果も発揮する。
▽電波透過性
高い電波透過性を実現し、フィルムの金属膜による電波障害などがない。