姫路モトヤ 地域活性を目指した機材展
2015年07月21日
地元のFM放送局とコラボ
「電波×印刷=無限大~KISSエリアにふぉーかす~」テーマに

地元Kiss FM KOBEが初日24日をレポート
「KOKO―DOKO!?」番組で生中継

 姫路モトヤ(古門慶造社長)主催による「姫路モトヤ総合印刷機材展2015」が7月24日(金)・25日(土)の2日間、明石市立産業交流センター(明石市大久保町ゆりのき通1ノ4ノ7)で開催される。
 「電波×印刷=無限大~KISSエリアにふぉーかす~」をテーマに掲げて行われる今回は、昨年を上回る出展メーカー41社とコラボレーション企業5社から最新情報が来場者に披露される。
 また、恒例のポスターコンペ「P―1グランプリ」では、昨年開催された地域活性化プロジェクトをさらに深化する形で、今回は地域密着型のFMラジオ放送局「Kiss FM KOBE」とのコラボレーション企画によって行われる。
 このほかにも、兵庫県内に拠点を置き、行政や県とタッグを組んで活躍しているクリエイティブチーム「デザインヒーロー」の協力を得て、出展メーカーのブースを改変させる企画も実施される。
 近年、印刷業界を取り巻く環境が大きく変化し、地域活性化に貢献していくことが印刷需要の創造に結び付くようになってきたことから地域密着・地域活性化プロジェクトへの取り組みという新しいカタチを採り入れた。
 昨年開催された同展では、開催場所の明石地区にスポットを当て、「P―1グランプリ」において明石・魚の棚商店街の協力を得て商店街イメージキャラクターを県内の印刷会社から募集。約3000票の中から1位に選ばれた作品が商店街のイメージキャラクターに決定し、商店街のイベントなどで配布される印刷物に使用され、地域活性・地域貢献に役立てられた。
 今年度は、さらに深化させる形で、10月1日に開局25周年を迎える地元兵庫のFM放送局「Kiss FM KOBE」とコラボレーションすることにより、県内にある印刷業界の取り組みを一般にアピールする機会を提供する。
 同社では展示会のメイン企画となっている「P―1グランプリ」のテーマを「Kiss FM KOBE」と決めてポスターコンペを開催。展示会場で行われる投票とは別に、総エントリー作品の中から「Kiss FM KOBE」が10作品を選定して特設Webサイトに掲載し、リスナーが投票した結果、1位に選ばれた作品に「Kiss FM KOBE賞」が贈られる。
 1位に選ばれた作品に対しては、表彰式を番組内で行うほか、受賞会社の会社案内や受賞作品に対する思いが紹介されることになっている。
 同時に、神戸市営地下鉄の全駅にポスターが掲示されるほか、Kiss FM KOBE開局25周年ポスターとして使われ、情報誌「Kiss PRESS」にも掲載される。
 「昨年は、開催場所の明石地区にスポットを当てましたが、今年はKiss FM KOBEの放送エリアとなる兵庫県全体にフォーカスし、当社が考えている地域活性型展示会を昨年より大きくアピールするために、ラジオ(電波)の力と印刷の力を融合させた内容となりました。
 ポスターという紙媒体(印刷物)にインターネットとラジオの電波を連動させることによって相乗効果が生まれ、いろいろな面で可能性は無限大に拡げていくことを狙いとしています。印刷業界の取り組みを一般の方にアピールする機会にしたいと考えています」と長尾太一朗課長は企画の趣旨について語る。
 昨年開催された「P―1グランプリ」では、来場者からも「商店街と組んだモトヤの動きが変わった」との評価を得るなど、企画・内容ともに成功を収めた。
 同時に、商店街にとっても投票用紙に応募者の住所・氏名が記載されていたため、集計した結果がエリアマーケティングにも活用されることとなった。
 「前回の企画を進めていく中で、商店街には商工会議所のキーマンや、まち興しのリーダー的な存在の方がおられ、その人たちが地域活性化のためのイベントなどを企画されていました。そこには多くの印刷物がありました。そこにうまく入り込めれば印刷需要は増えるのではないかと思います」と稲田透課長は語る。
 これらの経験をもとに今年度は地元に根差した番組が多数あり、地域貢献や活性化をサポートしているFMラジオ放送局「Kiss FM KOBE」と組み、同社の創業25周年のポスターを募集することとなった。
 実際にKiss FM KOBEの担当者からは「ラジオには映像がなく、視覚に訴えるものが弱い部分があるが、目に触れることができるポスター展を開催してもらうことによって、Web上で投票となるため、当社のホームページを見てもらえることはPRになる」との期待感が同社に寄せられている。
 「当社にとっても、印刷業界の取り組みが電波に載せられることはありがたいことです。紙の印刷物には視覚効果はありますが、発信力では少し弱い部分もあります。そこを電波の力と掛け算することで無限大のパワーが出せるのではないかと思っています」と榎本良孝課長は示す。
 今回、「Kiss FM KOBE」では展示会初日となる24日に会場をレポートし、「KOKO―DOKO!?」の番組内で生中継することが決まっている。
 加えて、インターネット放送局を手掛けている王子印刷(明石市大道町、井上洋佑社長)が、それらの様子を中継することも決定し、印刷業界の取り組みを一般に広くアピールすることとなる。
 また、もうひとつの仕掛けとして今回の機材展では、兵庫県内に拠点を置き、行政や県とダッグを組んで活躍しているクリエイティブチーム「デザインヒーロー」の協力を得て、出展メーカーのブースを改変させるコラボレーション企画も実施される。
 会場では、イラストレーター・デザイナー・コピーライターのデザインを使い、加工技術を活かして付加価値を高めたサンプルを作成し、来場者が持ち帰って営業ツールとして活用できるようにする。
 「この企画では単に機材を並べるだけでなく、どのように使えば価値ある印刷物が作れるのかを提案していきます。
 デザイナーはアイデアをたくさん持っているがハードがないといった悩みを抱えています。一方で、印刷会社には設備はあるがアイデアを考えることが苦手といった悩みがあります。ここを掛け算にしてデザイナーやクリエイターがメーカーブースをクリエイトすれば何が生まれるか体感できるようにしていきます。印刷業界の発展と成長できるきっかけを掴む機材展を目指していきます」と長尾課長は抱負を示している。
 さらに、会期中は「ビジネスセミナー」と題して次のセミナーも催される(各セミナーともに受講料は1人1000円)。
 【7月24日(金)午後1時30分~3時】
 「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法~チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる(講師はアカウント・プランニング代表取締役の岡本達彦氏)
 【7月25日(土)午前10時30分~12時】
 明日から実践! 強い現場づくりのポイント(講師はJAGAT専任講師・サンエー印刷常務執行役員/研究開発部長の吉川昭二氏)
 【7月25日(土)午後1時~3時】
 商売心理学~心理学を取り入れて売上をぐんぐん伸ばす!(講師はファーストアドバンテージ代表取締役の酒井とし夫氏)
 なお、同展には兵庫県印刷工業組合、兵庫県グラフィックサービス工業会、兵庫県製本工業組合、Kiss FM KOBEが後援している。
 開催時間は24日が午前10時~午後6時、25日が午前10時~午後5時となっている。


地域活性化プロジェクトを深化する企画を立案(左から稲田、榎本、長尾の各氏)