大日本印刷 上下を反転させると絵柄が切り替わるリップマン型ホログラムを発売
2015年07月14日
大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、上下を反転(180度回転)させると絵柄が切り替わるリップマン型ホログラムを開発した。目視で簡単に真贋判定できるセキュリティ製品として、模倣品対策などの用途に向けて、7月14日に発売する。
近年、模倣団の技術が高度化し、より精巧な模倣品が作成されるようになってきたため、海外市場を中心に、より高いセキュリティ性が必要とされている。リップマン型ホログラムは、極めて偽造が困難なため、模倣品対策として多く採用されてきたが、さらにわかりやすい真贋判別機能に対するニーズも高まっている。このようなニーズに応えて、今回DNPは、上下を反転させると絵柄が切り替わる効果を持つリップマン型ホログラムを開発した。絵柄の切り替わりを目視で確認できるため、判定器具を用いなくても、即座に真正品を判別できるようになる。簡便かつ短時間で真贋判別が可能な技術は、高いセキュリティが求められる紙幣やパスポートをはじめ、さまざまな用途の模倣品対策として高い効果を発揮する。

【製品の概要と特徴】
リップマン型ホログラムは、フィルムに特殊なポリマー材料を塗布して、材料内部の密度を変化させることによって、屈折率の変化として干渉縞を形成して製造される。その干渉縞に入射する光の回折現象により、立体的なホログラム像が再生される。奥行きのある立体感の表現に優れており、高い意匠性と強固なセキュリティ性能が世界的に評価されている。
リップマン型ホログラムの製造には高度な技術を要するため、製造できるメーカーは、世界でもDNPを含む数社と限られている。その中でもDNPは、世界で初めて量産に成功しただけでなく、最も優れたリップマン型ホログラムの表現技術を有している。さらに、リップマン型ホログラムの転写箔加工は非常に難度が高く、製品の模倣品対策としてリップマン型ホログラムを転写したラベルなどの製品を提供しているのは世界でもDNPだけ。
DNPは今回、新たな光学設計により、上下を反転させると絵柄が切り替わるリップマン型ホログラムを開発した。今後、特別な器具を使わずに、目視で簡単に真贋判定できるホログラムラベルまたはホログラム転写ラベルとして提供していく。