凸版印刷 金子眞吾社長 年頭挨拶(要旨)
2012年01月05日

年頭挨拶(要旨)

凸版印刷
金子眞吾社長

「印刷テクノロジー」でビジネスモデルの変革を急ぎ、新たな成長エンジンを創りだそう。

あけましておめでとうございます。今年もみなさんとともに新年を迎えることができました。
私は、2012年をさらにスピードを上げて「変革と挑戦」に取り組み、より具体化していく年にしたいと考えています。これまで凸版印刷が培った技術力「印 刷テクノロジー」をリソースとして、既存のビジネスモデルを変革し、新しい発想で再生、進化させる。事業の成長エンジンを創りかえると同時に、従来、本社 が担当してきた仕組みやルールといった経営の成長エンジンについても「全体最適」の視点から創りかえていきます。今後も、変革のスピードを上げ、その効果 が明確に見えるように、会社全体を創りかえます。早く次のステップへ進むためにも、ビジネスモデルの変革を急がなければなりません。
そのために、本年の経営スローガンは、『「印刷テクノロジー」でビジネスモデルの変革を急ぎ、新たな成長エンジンを創りだそう。』としました。

このスローガンを推進するにあたり、本年、私たちが取り組む経営課題についてお話します。
第一の課題は、「グループを含めた構造改革の遂行」です。「構造改革」は、刻々と変化するマーケットでも利益を生み出せる、筋肉質な会社に変えるため に実施しています。本年は徹底したコスト削減に取り組みます。組織や拠点の再編、資産の有効活用を進め、不採算事業からの撤退に関しても検討していきます。
第二の課題は、「新事業・新市場の創出」です。産業構造が大きく変わり私たちを取り巻く環境は激変していますが、流れがこれまでと大きく変わる分野にこそ、大きなチャンスとマーケットが眠っているのです。トッパングループが持続的に成長していくためにコスト削減に取り組むだけでなく、成長が見込める事 業へ引き続き積極的に経営資源を集中していきます。昨年の6月には、リチウムイオン二次電池外装材事業への本格参入のために、東洋製罐株式会社との合弁会社、株式会社T&Tエナテクノを設立しました。
第三の課題は、「グローバルな事業展開」です。トッパングループでは、「2015 年までに海外売上高比率30%以上にする」という目標を設定し、事業拡大に取り組んでいます。中国市場には、さらに経営資源を投入して事業を拡大し、トッ パンリーフォンをはじめ、海外現地法人との販売網や生産体制の再編を進め、さらなる効率化を図ります。生活環境系を中心にアライアンスやM&Aも視野に入 れて積極的に展開していきます。また、大きな成長が見込まれる、インドや南米などの新興国市場への早期進出も実現します。

印刷産業は衰退していくと言われていますが、私は決してそうは思っていません。「印刷テクノロジー」は、応用することで様々な分野に展開していくことができる素晴らしい技術だからです。
トッパングループが中立的な立場でいろいろなことやモノを生み出すことができる、非常に良いポジションにいることを忘れないでいただきたいのです。だか らこそ、すぐにでもビジネスモデルを変革し、印刷産業の大きなポテンシャルを早く引き出し、「印刷テクノロジー」で社会的課題を解決できるようになりた い、世界を変えたい、と思うのです。私たちの変革の先には、大いなる可能性があると信じています。
さあ、変革を「決意」し、未来の可能性を信じて、ともに知恵を出しあって頑張っていきましょう!