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2019年06月18日
ロッテ(東京都新宿区、牛膓栄一社長)と、凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、ロッテが販売するミント菓子で、金属調の加飾を施したパッケージの「EATMINT」で、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「第43回木下賞 ※1包装技術賞」を受賞した。 今回受賞した「EATMINT」 ■ 今回の受賞について  近年、ミント菓子市場では金属缶入り商品が増加しており、ロッテは商品開発をするにあたって他社商品との差別化が課題となっていた。  そこで凸版印刷は、金属調の加飾を施したプラスチック容器を提案。従来、携帯電話の部品や自動車の内装部品などに用いられている、金型に加飾フィルムを挿入した状態で樹脂を充填して容器を成形する「フィルムインサート成形」技術を菓子のパッケージに転用し、容器全面に凹凸表現や光沢感のある美粧性の高い印刷表現を可能とした。また蒸着フィルムを使用することでメタリック調の再現を限界まで追求し、本物の金属と見間違うようなプラスチック容器を開発。その意匠性の高さが評価され、今回の受賞につながった。 ■ 受賞パッケージの特徴 ・プラスチック加飾技術の転用による高いデザイン性の実現  金型に加飾フィルムを挿入した状態で樹脂を充填し、容器を成形する「フィルムインサート成形」技術は、プラスチック加飾技術のひとつとして従来、携帯電話の部品や自動車の内装部品などの製造に用いられていました。凸版印刷は、その技術を菓子のパッケージに転用することで、容器全面の再現性の高い凹凸表現や、光沢感のある美粧性の高い印刷表現を可能としました。また、光沢面からロゴを際立たせるために、ブランドロゴにはエッチング加工を施した。 ・ 蒸着フィルムによる本物の金属さながらの再現性  蒸着フィルムを使用することで本物の金属と見間違うようなメタリック調の再現を限界まで追求。また、EATMINTブランドのモチーフとなる氷山を模した難易度の高い鋭い稜線形状の再現も可能とし、プラスチック容器でありながら意匠性の高い商品として他社との差別化に成功した。 ・新規性を持たせたボタンプッシュ式開封構造  ミント菓子の容器に多い一般的なスライド式ではなく、独自のボタンプッシュ式を採用。また、ボタンを押し続けること無く中身が取り出せるように工夫することで、ユーザーに配慮した構造を実現した。 ・金属探知機に対応  ミント菓子の容器に多い金属缶は、充填の際に異物混入を検出する金属探知機が使用できないが、世の中の食の安全性への高まりを受け、同商品はプラスチック容器を採用することで金属探知機の対応が可能となった。 ■ 「EATMINT」について ロッテが2017年11月に発売した、ガムでもミントでもない新感覚のミント菓子。 噛んだ瞬間に口の中で清涼感が溶けて広がり、爽快感が続くため、スマートに効率よく仕事に打ち込むことをサポートする。 ※1 「木下賞」は、公益社団法人日本包装技術協会(JPI)が主催し、JPI第2代会長である故木下又三郎氏の包装界に対する多年の功績を記念して設定された表彰事業。同賞は、包装技術の研究・開発に顕著な業績をあげたものや、包装の合理化・改善・向上・新規分野創出に顕著な業績をあげたものに与えられる。今年で43回目を迎え、6月18日に表彰が行われる。 ≫ニュース全文を読む

2019年06月18日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)はチャットボット搭載のデジタルサイネージと、バーチャルキャラクターを活用した遠隔対話機能を組み合わせた多言語AIサイネージ「BotFriends® Vision(ぼっとふれんず ビジョン)」を開発。2019年8月5日~2019年11月10日にJR横浜駅へ設置し、コミュニケーションAIとバーチャルキャラクターを通じた遠隔案内の有用性検証を実施する。  なお同実証実験は、凸版印刷の参画する東日本旅客鉄道株式会社(以下:JR東日本)が設立した「モビリティ変革コンソーシアム」における「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」共同実証実験の一環として実施される。 「BotFriends® Vision」 © Toppan Printing Co., Ltd.  「モビリティ変革コンソーシアム」は、交通事業者や国内外のメーカー、大学・研究機関、行政機関など、多くの関係者が参画し、様々な社会課題の解決や次代の公共交通について、オープンイノベーションでモビリティ変革を実現する場としてJR東日本が設立した。凸版印刷は2017年11月より本コンソーシアムに参画しており、2018年11月に実施された共同実証実験において「BotFriends® Vision」をJR東京駅に設置。コミュニケーションAIによる、駅および商業施設における案内業務の有用性検証を行った。  今回の共同実証実験「案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)」は「ラグビーワールドカップ2019日本大会」の期間と重なり、さらに1年後には「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催が控えているため、前回以上に訪日外国人旅行者を意識した実証を共同で実施する。  それを踏まえ凸版印刷は、「BotFriends® Vision」にバーチャルキャラクターを活用した遠隔案内機能を今回新しく追加。JR横浜駅に2台設置し、コミュニケーションAIによる多言語自動案内と、バーチャルキャラクターを通じた対人コミュニケーションの組み合わせの有用性を検証する。 ■ 「BotFriends® Vision」の特徴 ・コミュニケーションAIとバリアフリースピーカーによるおもてなし対話を実現  チャットボットプラットフォームは凸版印刷の「BotFriends®」を活用。用意された質疑応答集の通りに回答するのではなく、行動経済学と凸版印刷がコールセンター対応で培ってきた顧客対応ノウハウに基づき、利用者の気持ちに寄り添った「おもてなし」対応を可能にする。さらに、音のバリアフリースピーカー「ミライスピーカー®」を搭載しており、高齢者や大勢の人混みの中でもクリアな音で案内が可能。 ・遠隔地からリアルタイム対人コミュニケーションが可能  「BotFriends® Vision」に表示されたバーチャルキャラクターを通じて、遠隔地から利用者へリアルタイムで案内・接客をすることが可能。これにより、コミュニケーションAIによる自動案内では対応出来ないような、複雑な案内や接客を実現した。また「BotFriends® Vision」を様々な箇所に複数台設置する事で、遠隔地から複数施設への情報発信が少人数で可能になる。なお、本実証においてはラグビーワールドカップ2019™日本大会の期間中(2019年9月20日~2019年11月2日)に日時限定で公開予定。 ・多言語でのコミュニケーションが可能  「BotFriends® Vision」は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、本部: 東京都小金井市、理事長: 徳田 英幸)のニューラル機械翻訳(NMT)エンジンを使用し、音声やテキストでの翻訳が可能。同実証においては、日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語に対応する。  なお本翻訳エンジンは、凸版印刷が提供する最新の多言語音声翻訳サービス「VoiceBiz®」にも活用されている。 ・外部システムとの連携  本実証実験中は「駅すぱあと」「MapFan」「ホットペッパーグルメ」と連携し、乗換案内や近隣地図、店舗情報を表示する。また、QRコードで画面上の情報を取得し、スマートフォンとの連携も可能。 ■ 案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)の概要 名称: 案内AIみんなで育てようプロジェクト(フェーズ2)/モビリティ変革コンソーシアム 実施期間: 2019年8月5日(月)~2019年11月10日(日) 実施場所: 東京駅、浜松町駅、品川駅、新宿駅、池袋駅、上野駅、横浜駅(JR東日本) 羽田空港国際線ビル駅(東京モノレール)合計8駅等 32箇所 目的: 山手線内の複数のターミナル駅を中心に、駅および商業施設(駅ビル、エキナカなど)に案内ロボットやデジタルサイネージを設置し、駅構内や駅周辺の案内のほか、お土産案内等を行います。昨年度の取り組みを踏まえ、設置箇所の見直し、既存の外部情報サービスとの連携拡大や多言語化を前提とするなど、より効率的かつ実用的な案内AIシステムの構築を目指す。 また、実証実験期間中は「ラグビーワールドカップ2019日本大会」開催期間(2019年9月20日から2019年11月2日)と重なることと、さらには1年後の「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催期間を想定するなど、より訪日外国人旅行者を意識した実証実験に取り組む。 ■ 今後の展開  凸版印刷は本実証実験を通して、案内コミュニケーションAIおよび、バーチャルキャラクターを通じた遠隔でのリアルタイムコミュニケーションの技術的課題の抽出や解決方法の検証を行い、サービス品質を向上させ、駅構内・周辺観光案内などのサービスの実現を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2019年06月18日
 大日本印刷(DNP)のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)は7月5日から8月21日まで、「田名網敬一の観光 Keiichi Tanaami Great Journey」を開催する。 1960年代から半世紀以上ものキャリアを誇り、今も尚トップランナーとして、そのキャリアの頂点を極めている田名網の現在を紐解こうとするもの。  田名網が、これまで制作をしてきた作品は、デザイン、イラストレーション、アニメーション、実験映画、立体作品、絵画と多岐にわたる。そこには、可変的な創造者であろうとしてきた田名網敬一の等身大の姿がある。現在、田名網が世界中のアーティスト、デザイナー、ミュージシャン、ファッションデザイナーから集めている尊敬は、あらゆる境界、領域を超えて創作活動を続けてきた歴史の重みに比例する。  近年、田名網は、自身の記憶や夢を原風景にして、その80年以上もの歴史を記したいわば "曼荼羅図"の制作に取り組んでいる。一見すると奇怪でありながらもポップな妖怪画のように見える田名網の近作ですが、そこに描かれているものは田名網の実体験に基づく様々な記憶だ。  アメリカンコミックを引用したアメリカの爆撃機、その中で光を放つ擬人化した爆弾、威嚇するように蠢めく鶏や金魚などは、田名網が幼少期に実際に体験した戦争の記憶に深く関係をしています。また、田名網が敬愛するアーティストたちの作品や、SF雑誌、漫画のキャラクターなどの引用も数多く画面に発見することができる。こうした引用は、田名網とポップアートとの関係性を示す一方で、作品を通して自身の記憶をポジティブなものへと変換しようとする作家の自然な姿を映し出している。  同展は、22点の新作プリント作品、アニメーション、立体作品から、ファッションブランドとのコラボレーションアイテム、出版物、プロダクトアイテムなどを網羅し、紹介する。  昨年8月に京都dddギャラリーで開催された「田名網敬一の現在」から約1年。ますますパワーアップした田名網ワールドをぜひ体感ください。  なお、会期中、ギャラリートークが開催される。開催概要は次のとおり。 日時:7月12日(金) 6:30pm-8:00pm 出演:田名網敬一+山下裕二(美術史家・明治学院大学教授) 会場:DNP銀座ビル3F 入場無料 先着70名 要予約 参加希望者はgggのホームベージより申し込む。 ≫ニュース全文を読む

2019年06月18日
 トッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、IC タグを活用した医療材料管理システムを開発し、医薬品卸売大手の株式会社スズケンの協力のもと、医療法人鉄蕉会 亀田総合病院(所在地:千葉県鴨川市、以下亀田総合病院)に導入した。  IC タグの一括読み取り機能を活用した本システムの導入により、手術で使用するガウンや縫合キット、シリンジ容器などの医療材料の検品や出荷、返却確認の業務の大幅な効率化を実現しており、作業時間を約1/20 へと短縮している。また、同システムは既存の院内管理システムとの容易な連携が可能で、トレーサビリティー管理や医療材料のマスター照合による誤出荷防止、数量欠品防止などの、人手によるミスの撲滅につなげることができる。  医療現場では、人手不足による働き方改革や省人化が取り上げられており、医療行為のサポート業務もその一環となっている。亀田総合病院では年間約1.5 万件の手術を実施しており、それぞれの術式に合わせて使用する医療材料を事前にセットする業務を行っている。従来はバーコードを1 点ずつ読み取り、マスターとの照合を行っていたが、1 回の手術で最大120 点の医療材料を使用する場合もあり、従来の運用では多大な業務負荷が発生しており、改善の方法を模索していた。 【今後の展開】  今後、亀田総合病院では、医療現場の一層の業務効率化推進のため、IC タグで管理する対象を手術時に使用する医療材料だけでなく、病院内の全医療材料、医療機器等へと順次拡大する予定。 トッパンフォームズは、RFID を中心とした最適なIoT ソリューションの提供により、亀田総合病院の取り組みを引き続きサポートしていく。  また、同事例は国内の大規模病院で初の本格導入事例であり、トッパンフォームズは同システムを他の病院にも幅広く展開することにより、医療現場の課題解決に貢献していく。  なお、同システムについては、2019 年6 月13 日から大阪で行われた「第94 回 日本医療機器学会」にて亀田総合病院が発表している。 ≫ニュース全文を読む

2019年06月18日
 情報流通支援サービスの株式会社オークネット(東京都港区、藤崎清孝社長)と卒業アルバム制作大手の株式会社イシクラ(埼玉県さいたま市岩槻区、石倉博幸社長)は、AIを活用した写真仕分け支援サービス「Andy Photo Book(アンディ フォトブック)」を共同開発し、6月13日より提供開始した。  「Andy Photo Book」は、AIを活用した顔識別サービス「Andy」を手掛けるオークネットと83年以上にわたり卒業アルバムを制作するイシクラが、ぞれぞれのノウハウを活かした、写真仕分け支援サービス。主に卒業アルバム制作において作業負担の大きい「写真セレクト業務」の軽減を目指して、開発した。 「写真セレクト業務」とは、学校が学校行事の際に写真館に依頼して撮影した写真の中から、卒業アルバムに使用する写真を選定する業務のこと。数万枚にも及ぶ膨大な写真の中から、生徒が平等に登場する写真を選定することは難しく、その確認作業にはかなりの手間と時間がかかった。  「Andy Photo Book」では、事前に生徒の個人写真やスナップ写真を登録するだけで膨大な写真との顔識別を行え、適切な写真の選定が可能。「写真セレクト業務」の効率化が図れる。 ■主な特長 (1) 個人の顔をAIで自動判別 ・AIを利用した顔識別により、膨大な写真の中から個人の検索が可能 ・特定写真から、そこに写っている登録済み個人の一覧を出力 ・横顔や帽子・メガネの着用、髪型の変化にも対応し、個人の特定が可能 ・集合写真から個人の顔を抽出し、その顔に類似した個人が写っている集合写真を検索することも可能 ・各写真の集計情報(平均笑顔度、人数、鮮明さ等)をCSV出力することで、カメラマン別の指標として分析可能 (2) 膨大な写真を安全にバックアップ ・パブリッククラウド(AWS:Amazon Web Services)を利用したバックアップのため、膨大な写真を高い信頼性で保存可能 ・ブラウザからボタンひとつで写真の一括アップロードや一括ダウンロードが可能 (3) スナップ写真のセレクトが簡単 ・膨大な写真の中から枚数を指定するだけで自動的にセレクトが可能 ・写真の鮮明さや人数、笑顔、アップ率、対象学年生徒だけで構成されているか等、様々な条件から最適な写真をAIが自動抽出 ・個人網羅率(登録した個人が偏りなく写っている状態)やイベント網羅率(イベントに偏りがない状態)も自動計算 (4) 初期費用無料と容易な導入 ・初期費用無料で開始でき、費用は月額利用料+従量課金のみ ・WEBブラウザさえあればすぐに利用開始 ■サービス概要 サービス名 : Andy Photo Book 開始日 : 2019年6月13日 対象 : アルバム制作会社や写真館 URL : https://photobook.andy.vision/# 利用環境 : Google Chrome ウェブブラウザ(最新)  オークネットとイシクラでは、今後、大量の写真を正確に仕分けられる強みを活かし、卒業アルバム制作以外の利用シーンの開拓など、新たなサービス展開を目指していく。 ≫ニュース全文を読む

2019年06月17日
セイコーエプソン株式会社(エプソン、碓井 稔社長)は、地域統括会社Epson (China) Co., Ltd.(深石 明宏総経理)を通じて、中国においてSNSを活用した「Photo Kioskビジネス」などを手掛けるベンチャー企業 南京功夫豆信息科技有限公司(本社:中華人民共和国江蘇省南京市、董事長:談 長春、以下 KFB社)に出資し、インクジェットビジネスでパートナーシップ契約を締結することとなった。 KFB社は、中国においてPhoto KioskなどSNSを活用したさまざまなプリンティングビジネスの企画・ 運営、サービスを提供しているベンチャー企業。 特に、2016年7月にサービスを開始したPhoto Kioskビジネスにおいては、中国域内に2年間で約5 万台のプリント機器を設置し、パーソナルフォト印刷を無料で行うことでSNS(WeChat)アカウント フォロワー6,000万人以上を獲得、フォロワーの獲得と広告収入を得るというビジネスモデルで急成長 している。 エプソンは、長期ビジョン「Epson 25」の第2期中期経営計画において、基本方針のひとつとして 「資産の最大活用と協業・オープンイノベーションによる成⻑加速」を掲げています。今回のKFB社とのパートナーシップ契約は、インクジェットイノベーションにおける具体的な施策のひとつとなり、今後SNSを活用した新たなインクジェットプリンティングビジネスを創出していく。 なお、同出資に伴う業績などへの影響は軽微。 ■KFB社の概要 商号 :南京功夫豆信息科技有限公司 Nanjing Kungfu Bean Information Technology Co., Ltd. 所在地: 中華人民共和国 江蘇省南京市雨花台区軟件大道106号2憧101室 代表者: 董事長:談 長春 総経理:楊 興中 設 立: 2016年7月8日 資本金 :1,867,413元※ 事業内容: Photo kioskビジネスをはじめとするプリンティングビジネスの企画、運営、サービス提供 従業員数: 78名※ 2018年12月末現在 ≫ニュース全文を読む

2019年06月14日
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(演劇博物館、東京都新宿区、岡室美奈子館長)と凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、演劇博物館が所蔵する縦4メートル、横17メートルの河鍋暁斎(かわなべきょうさい)※1画「新富座妖怪引幕(しんとみざようかいひきまく 以下、妖怪引幕)」を高精細にデジタル化し、そのデータを用いて文化財利活用の共同研究としてデジタルコンテンツを制作した。同コンテンツは、大英博物館(所在地:英国ロンドン)のマンガ展「Manga」※2に妖怪引幕が展示されていることに連動してジャパン・ハウス ロンドン(所在地:英国ロンドン)※3で開催されるシンポジウムにて公開される。 河鍋暁斎画「新富座妖怪引幕」(早稲田大学演劇博物館所蔵)  妖怪引幕は、幕末から明治時代の戯作者である仮名垣魯文(かながきろぶん)※4の依頼で河鍋暁斎が五代目尾上菊五郎や9代目市川団十郎など明治期に活躍した歌舞伎役者を妖怪に見立てて描いたもので、縦4メートル、横17メートルの巨大な作品。この妖怪引幕を凸版印刷が独自の手法により、94億画素の高精細デジタルデータを取得。このデジタルデータを用いて、アニメーションとビュワー型コンテンツを制作した。アニメーションでは、描かれた妖怪たちが動き出し、河鍋暁斎が描いた世界を表現する。また、ビュワー型コンテンツでは、拡大・縮小しながら妖怪引幕を細部にわたって鑑賞したり、妖怪に描かれた歌舞伎役者を写真や役者絵と比較したりするなどして、妖怪引幕の魅力を楽しめる。  演劇博物館と凸版印刷は、今後も高精細アーカイブデータを活用したイベント開催など、文化財の利活用を進めていく。 ■ 「妖怪引幕」コンテンツについて ・「妖怪引幕」を419分割して撮影し、94億画素の高精細デジタルアーカイブ 「妖怪引幕」は縦4メートル、横17メートルの大きさの作品で、全体を広げて撮影することは困難だ。今回、本引幕のデジタルアーカイブを行うにあたり、スタジオ内に特別なセットを設置。高精細デジタルカメラを用いて419分割して撮影し、巨大な作品を94億画素におよぶ高精細にデジタル化を行った。 スタジオいっぱいに広げられた妖怪引幕 高所に設置した高精細カメラでの撮影 ・アニメーションによる世界観の再現  9代目市川團十郎と5代目尾上菊五郎を先頭に左右に向き合うように描かれている妖怪たちが、対決する様子をアニメーションで表現している。最後に新富座内部を描いた浮世絵と組み合わせることで、引幕が使用されていた当時の様子を再現するシーンがある。 ・タブレット向けビュワー型コンテンツ  高精細にアーカイブした「妖怪引幕」のデジタルデータをタブレットで操作しながら、拡大・縮小ができるほか、妖怪に描かれている歌舞伎俳優を特定し、その俳優の写真を比較してみることが出来るなど、デジタルならではの楽しみ方ができるコンテンツ。また展示状況に合わせて、実寸大の表示をすることも可能。 ■ 河鍋暁斎筆「新富座妖怪引幕」について  「新富座妖怪引幕」は、幕末から明治期の戯作者 仮名垣魯文が明治時代前期に東京を代表する劇場であった「新富座」に贈った引幕。明治13年(1880)6月30日に、魯文の友人である河鍋暁斎が、酒を楽しみながら4時間で書き上げたといわれている。当時の歌舞伎界を代表する9代目市川団十郎や5代目尾上菊五郎をはじめとする人気歌舞伎役者たちをモデルとした妖怪が、葛籠(つづら)からぞろぞろと飛び出して新富座の客席へと繰り出す趣向が描かれている。個性溢れる絵師暁斎の作品として、引幕が保存された稀有な例だ。 ※1 河鍋暁斎について 現在の茨城県古河市生まれ、江戸にて歌川国芳と狩野派に学ぶ。幕末から明治にかけて浮世絵師、日本画家として活躍、書画会での即興的制作から内国勧業博覧会出品「枯木寒鴉図」、大作「新富座妖怪引幕」まで幅広い作風で人気を博した。 ※2大英博物館マンガ展 日本の漫画の歴史を原画とともに紹介する展覧会「マンガ展」が、イギリス・ロンドンの大英博物館にて2019年5月23日(木)から8月26日(月)まで開催中。日本国外での漫画展としては世界最大規模といわれるこの展覧会に、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館が「河鍋暁斎画 新富座妖怪引幕」を出品している。 この縦4m、横17mという巨大な引幕は、会場の壁一面に展示されており、来場者に強い印象を与えている。 ※3 ジャパン・ハウス ロンドン 外務省が設置した日本を総合的に発信する海外拠点。ロンドンの目抜き通りケンジントンストリートに誕生。ギャラリーやシアター、セレクトショップ、レストラン、ライブラリーを備えた複合的な文化・商業施設として、日本文化を身体で感じ、消費欲求を喚起させる活動を展開。空間設計はインテリアデザイナーの片山正通氏。 ※4仮名垣魯文について 江戸京橋に生まれ、幕末から明治にかけて戯作者・新聞記者として活躍、明治の世相、風俗を描いた「西洋道中膝栗毛」「安愚楽鍋」で人気を博し後にジャーナリズムの路へ進み「仮名読新聞」「いろは新聞」を創刊。明治13年、挿絵依頼などで親交のあった河鍋暁斎に制作を依頼し新富座に引幕を贈る。 ≫ニュース全文を読む

2019年06月14日
 公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT、塚田司郎会長)は6月13日、同協会で第52回通常総会を開催し、原案どおり承認された。  塚田会長は「ブランケットの廃棄が難しくなり、従来のように処理できない。環境衛生が強化され、プラントが閉鎖され、インキの原材料も高騰し、インキのコストも上がるのではないか。現代は紙メディアとデジタルメディアが共存しているが、ますます印刷物は価値のあるものを作らなければならない」と挨拶した。  次いで、塚田会長を議長に選出して議事に入り、平成30年度事業報告並びに決算が原案どおり承認された。  引き続き、2019年度事業計画並びに収支予算が報告された。2019年度事業計画の基本方針は、まだ正式名称ではないが、「デジタル×マーケティング2.0」「デジタル×紙×マーケティングNext Step」として、このベクトルを発展させる活動を行っていく。  前年度に続き、「エキスパートDAY」を11月に受験者増を第一目的として開催する。また、夏フェスは今回で3期目となるが、事業化を意識して、有料セミナーとメーカーセミナー等を考えていく。  具体的な施策として、夏フェスの継続、自社ビルをフル活用し、事業化を最優先課題にして実施し、エキスパート認証試験を様々な方法でPRする。そして、JAGATが目指すものは、「デジタル×紙×マーケティングfor Business」だ。   2019年度の夏フェスは8月22・23日の2日間開催。Page2020は2020年2月5~7日の3日間開催。  力点をおくべき事業として、①『みんなの印刷入門』発刊、②『DTPエキスパート受験サポートガイド(改定)』の活用、③エキスパートDAYによる受験者増、④通信教育のリニュアール。 塚田司郎会長 ≫ニュース全文を読む

2019年06月14日
一般社団法人 渋谷未来デザイン(小泉秀樹代表理事)と大日本印刷(DNP,北島義斉社長)は、東京都渋谷区の地域資源を活用し、世界に向けて渋谷区の魅力やメッセージを発信し、収益の一部を地域に還元する「渋谷区公認スーベニア事業」の取り組みとして、オリジナルバック「SHIBUKURO」(シブクロ=渋谷の袋)の制作・展開などを行う「SHIBUKURO PROJECT」を立ち上げ、6月から活動をスタートした。 同プロジェクトの企画には、渋谷未来デザインのフューチャーデザイナー佐藤夏生氏(株式会社 EVERY DAY IS THE DAY クリエイティブディレクター)が全体監修として参画し、「シブヤのフクロで未来を動かす」をスローガンに渋谷発の新たな取り組みとして多角的に成長させていく。 渋谷区は多様な文化や価値が集積する国内有数の都市として位置づけられる一方、多くの人々が国内外から訪れることで発生するゴミ問題の解決や景観の維持、安全の担保などの基盤整備にかかるコストや人的な負担が大きくなっている。 こうした課題に対して、渋谷区の地域資源を活用して、社会的なムーブメントを生みながらも、新たな収益を創出しその一部を渋谷区に還元することで、地域の課題解決と持続可能な運営を目指す「渋谷区公認スーベニア事業」のひとつの取り組みとして開始した。 【「SHIBUKURO PROJECT」の概要】 同プロジェクトは、渋谷区公認スーベニア事業のうちのひとつの取り組みとして渋谷未来デザインとDNPが共同で行うもので、両社は「渋谷区公認」の地域資源を体現する「SHIBUKURO」の版権(ライセンス)を管理・運用し、区が持つ資産を活用した渋谷区ならではの商品・サービスの提供を行い、シティブランドの醸成、価値向上につなげると同時に、その普及により社会的な意義を体現する。 *SHIBUKURO PROJECT 公式URL:https://shibukuro.jp 「SHIBUKURO」のタグを付けたバッグ(企業とのコラボレーションバッグも含む) 1.オリジナルバック「SHIBUKURO」を制作 「SHIBUKURO PROJECT」では、渋谷区発のオリジナルバッグ「SHIBUKURO」を制作・販売する。このバッグに渋谷区公認プロジェクトのオリジナルタグを付け、渋谷区の課題解決や地域活性化に積極的に賛同していることを明示する。またビニール製の袋の代わりにショッピングバッグとして「SHIBUKURO」を繰り返し使う、環境に配慮したライフスタイルを提示し、渋谷区が掲げる環境基本計画やSDGsの取り組みの推進につなげる。今後は、幅広く企業・団体等に本プロジェクトへの参加を促し、渋谷にゆかりのあるクリエイターや、渋谷区ならではのイベントなどと連携を図りながら、渋谷区の魅力を伝える製品・サービスを展開し、活動の輪を広げていく。 2.版権(ライセンス)の提供による事業展開 渋谷未来デザインとDNPは、オリジナルバッグにつけられたタグを両社で企画・製造するだけでなく、同プロジェクトに共感・賛同する企業・団体に「SHIBUKURO」のタグの使用権を提供し、版権の提供・管理・運用によるライセンスビジネスで、同プロジェクトを推進していく。第一弾の企画として、渋谷未来デザインの会員である、カシオ計算機のG-SHOCK・BABY-G、世界最大級スポーツ・チャンネルDAZN(ダゾーン)、第二弾として、スクランブル交差点に店舗を構えるSHIBUYA TSUTAYAとのコラボレーションも行う。 3.「SHIBUKURO」と連動したイベントやポップアップストアなども展開 両社は、「SHIBUKURO」の販売と連動するイベントやワークショップの実施、オリジナルポップアップストアの運営、渋谷区役所の新庁舎ビルや街中に設置されたデジタルサイネージを活用した展開など、渋谷未来デザインに参画する企業・団体と連携すると同時に、DNPのリソースを活かしながら幅広いサービスを展開していく。また、スーベニア事業における“モノ”の提供だけではなく、プロジェクトの価値を体現する“コト体験”を提供し、渋谷区のシティブランド向上を図っていく。 【今後の展開】 渋谷未来デザインとDNPは今後、「SHIBUKURO」のライセンス事業を核として、商品の企画・製造・販売や関連イベントなどを行い、本事業の普及・拡大を目指す。またDNPは、「渋谷区公認スーベニア事業」における別のプロジェクトの組成を含む更なる事業展開を目指し、これらの取り組みを通して、渋谷の地域資産の収益化を果たすビジネスモデルの構築、及びシティブランドの醸成につながる事業の創出を果たし、他地域への展開も見据えた地域活性化事業の実現を目指す。 ■一般社団法人渋谷未来デザインについて(URL:http://www.fds.or.jp) 渋谷未来デザインは、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする本格的な産官学民連携組織です。都市生活の新たな可能性として、渋谷から世界に向けて提示することで、渋谷区のみならず社会全体の持続発展につなげることを目指している。 ≫ニュース全文を読む

2019年06月14日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、このたび東南アジアの主要国であるタイ王国(以下 タイ)に現地法人「Toppan (Thailand) Co., Ltd.」を設立、2019年6月より本格的に日系企業や現地企業に向けてデジタル技術を活用したマーケティングソリューションの提供を開始する。 ■ Toppan (Thailand) Co., Ltd.設立の背景と目的  タイは、これまでの重化学工業中心の経済成長の次のステージとして、デジタル産業の推進による「デジタル立国」を経済目標として掲げ、イノベーション・生産性・サービス貿易をキーワードとした産業の高度化・高付加価値化による持続的な成長を目指す動きが加速している。  その中でタイ経済市場は、ビジネス環境の変化やニーズの多様化による競争の激化が進み、また高い付加価値を生み出す人材や職場環境が求められるなど、トータルで幅広いマーケティング戦略の重要性が増している。今後は他のASEAN諸国にも、同様の市場課題が生まれてくると予想されている。  凸版印刷はこれまでも、タイでの観光インバウンド向けコンテンツ制作などのビジネスを展開してきましたが、リアルとデジタル技術を融合させたマーケティングソリューションを本格的に提供し、日系企業や現地企業の企業価値向上に貢献するため、本現地法人の設立に至った。  具体的な提供サービスとして、デジタルサイネージなどを活用したセールスプロモーション事業、IoTやID認証といったデジタル技術を活用したスマートオフィス/スマートファクトリー化支援などを行うスペースコミュニケーション事業を始め、日本で開発された同社サービス・製品を提供していく。 凸版印刷が制作したタイ日修好130周年記念事業コンテンツ「アユタヤ日本村VR」 ■今後の目標  凸版印刷は今後、ASEAN全域に向けてのマーケティングソリューション提供に加えて、政府機関や地方自治体に対しての文化財のデジタルアーカイブ化・VR化など観光支援事業やBPO事業、セキュア事業も推進していく。  また、紙器や軟包材、プラスチック包材など総合的なパッケージソリューションを提供しているパッケージ事業とも連携を強化し、2021年までに20億円の売上を目指す。 ■ Toppan (Thailand) Co., Ltd.について Managing Director:佐々木 裕人 所在地:161/1, 6th Floor, SG Tower, Mahatlek Luang 3 alley, Ratchadamri road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok, 10330 設立:2019年4月 登録資本金:6,000,000THB 《事業内容》 〇セールスプロモーション事業 プロモーションに関わる商品、サービスの企画・販売、店頭開発・製造、デジタルマーケティングに関わる企画・制作・販売、市場調査業務 など 〇スペースコミュニケーション事業 ショールームの企画・施工、商業施設店舗開発およびデジタルサイネージ開発・販売、イベント展示会の企画・施工、工場見学施設、スマートオフィスの企画・開発 など 〇文化財デジタルアーカイブ・観光インバウンド事業 文化財のデジタルアーカイブ、VR映像コンテンツの制作・販売、観光アプリ開発 など 〇他、BPO事業、セキュア事業、当社開発製品・サービスの輸入販売など ≫ニュース全文を読む