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2017年04月20日
印刷工業会(山田雅義会長)は4月19日、港区元赤坂・明治記念館で220人が参加してトップセミナーと懇親会を開催した。トップセミナーでは藤澤秀昭経済産業省経済産業政策局経済社会政策室長を講師に迎え、『ダイバーシティ2.0~競争戦略としてのダイバーシティの実践に向けて~』をテーマに講演した。  経済産業省は昨年8月に「競争戦略としてのダイバーシティ経営(ダイバーシティ2.0)の在り方に関する検討会」(北川哲雄座長)を立ち上げ、今年3月まで中長期的に企業価値を生み出し続けるダイバーシティ経営の在り方について検討を行い、報告書をまとめた。さらに、企業が取るべきアクションをまとめた『ダイバーシティ2.0行動ガイドライン』を策定した。  セミナーでは、まず、これまでの企業におけるダイバーシティの取り組みとして、「新・ダイバーシティ経営企業100選」、「なでしこ銘柄」について説明した。「新・ダイバーシティ経営企業100選」表彰は平成28年度で5回目を迎えたが表彰企業は200社を超え、平成28年度から特色のあるダイバーシティ経営の実践方法、成果等を紹介するセミナー「MeetUP!(ミートアップ)」を全国各地で開催し、ダイバーシティ経営の普及を図っている。  また、セミナーでは現状と課題、これまでのダイバーシティの評価などについて語り、ダイバーシティ2.0について説明した。企業価値を実現するダイバーシティ2.0とは(定義)、“多様な属性の違いを活かし、個々の人材の能力を最大限引き出すことにより、付加価値を生み出し続ける企業を目指して、全社的かつ継続的に進めていく経営上の取組”だ。ダイバーシティ2.0のポイントは、①中長期的・継続的な実施と経営陣によるコミットメント、②組織経営上の様々な取組と連動した「全社的」な実行と「体制」の整備、③企業の経営改革を促す外部ステークホルダーとの関わり(対話・開示等)、④女性活躍推の推進とともに、国籍・年齢・キャリア等の様々な多様性の確保の4つ。  また行動ガイドライン実践のための7つアクションとは、①経営戦略への組み込み、②推進体制の構築、③ガバナンスの改革、④全社的な環境・ルールの整備、⑤管理職の行動・意識改革、⑥従業員の行動・意識改革、⑦労働市場・資本市場への情報開示と対話。  最後に藤澤室長は「ガイドラインの実践には経営者の“粘り強さ”がカギであり、重要なことは、①短期的な課題を乗り越える試行錯誤のプロセス、②中長期で目指す企業価値のゴール共有だ」と締めくくった。  藤澤秀昭経済社会政策室長  セミナー終了後、場所を移動して懇親会が行われた。山田会長は日本の経済環境や海外の政治情勢にふれるとともに、「印刷業界では、パッケージ関連やセキュリティなど一部は堅調に推移しているが、メディアの多様化により出版や商業印刷などの情報系事業は厳しい。さらに、人材不足、原材料の値上げ、用紙の一斉値上げ、電気や輸送費の値上げで、印刷業界を取り巻く環境はさらに厳しくなっている。業界としても、生産向上と新分野への挑戦、新しい価値の創造、事業領域の拡大が極めて重要だ」と促した。  また、印刷工業会では『印刷を魅力ある業界に』をスローガンのもと、12部会で取り組んでいるが、セミナーに先立ち行われた合同部会で部会の活動報告を行ったが、同会長は、「他の団体との連携を取り組み、リサイクルを通じて社会貢献、これから担う若手の人材育成のための研修会、女性活躍推進部会により、魅力ある業界に向け活発な活動を続けていく」と促した。      山田雅義会長 ≫ニュース全文を読む

2017年04月19日
共同印刷(東京都文京区、藤森康彰社長)は、2016 年12 月にアメリカのThe Dow Chemical Company と新たなライセンス契約を締結した。これにより、日本に加え※、韓国における中容量フレキシブルコンテナー「ハンディキューブ」の製造・販売権も取得した。 5 月16 日(火)から19 日(金)まで、韓国国際展示場(KINTEX)で開催される国際総合食品見本市「SEOULFOOD 2017」に初出展し、韓国市場に向けて「ハンディキューブ」を提案する。 ※日本における製造・販売権は2014 年10 月に取得 SEOUL FOOD 2017(ソウル国際食品産業展)は、包装材料や包装機器、食品検査機器、キッチン用品、食品輸送装備などの各種機器をはじめ、畜産水産物や加工食品、デザート、健康食食品など、「食」に関する製品や技術が一堂に会する展示会。 同社は、食品や化学用品などの各種用途に使用できる中容量フレキシブルコンテナー「ハンディキューブ」を出品する。ハンディキューブは、フィルム製で軽く、天地2 カ所にある本体と一体化した持ち手により、持ち運びがしやすいのが特長。 口栓付きで内容物の出し入れもしやすく、内容物を入れると安定したキュービック形状になるため、保管や輸送も効率的に行える。また、簡単に折りたためて使った分だけパッケージを小さくできるため保管スペースの削減にも有効で、廃棄性にも優れている。 今後、同社は、日本および韓国の食品業界・非食品業界向けに、調味料や油などの業務用および家庭用パッケージ、非常時飲料水用のパッケージとしてハンディキューブの拡販を進めていく。 【ハンディキューブ の主な特長】 ① パウチ本体と一体化した天地2 カ所の持ち手で運びやすく、注ぎやすい ② 口栓付きで中身が出し入れしやすい ③ 中身を入れるとキューブ状になり保管や輸送が効率的 ④ 折りたためて省スペースかつ廃棄性に優れる ⑤ 口栓に安全性の高いタンパーエビデンス機構※を付与 ※ 開封・開栓の証拠がわかるようにすること 【 SEOUL FOOD 2017 概要 】 http://www.seoulfood.or.kr/jap/ 会 期 : 2017 年5 月16 日(火)~19 日(金) 10:00~17:00 会 場 : 韓国国際展示場(KINTEX)[韓国 京畿道 高陽市] 当社ブース: Exhibition Center 1 Hall 3 2E903 主 催 : KOTRA(大韓貿易投資振興公社) ≫ニュース全文を読む

2017年04月19日
共同印刷(東京都文京区、藤森康彰社長)は、5 月16 日(火)から18 日(木)まで、中華人民共和国マカオ特別行政区のThe Venetian Cotai Expo で開催される世界的なトレードショー、「Global Gaming Expo Asia 2017(G2E ASIA 2017)」に、昨年に続き出展する。 ※IR(Integrated Resort):カジノを含む統合型リゾート 同社は、海外IR・ゲーミング市場における集客ソリューションおよびセキュリティ関連製品を各種展示する。会員カードの即時発行システムをはじめとするカードソリューションや、物流や入退の管理に活用できるオリジナル二次元コード「FullScanCode®(フルスキャンコード)」、セキュリティシールなどの偽造防止製品、デジタルサイネージとスマートフォンアプリを連動させた多言語対応インフォメーション「MY SHOPPING CONCIERGE(マイ・ショッピング・コンシェルジュ)」など、IR・ゲーミング市場のさまざまなシーンで活躍する製品とサービスを紹介する。 【主な出展内容】 ※都合により変更になる場合がある。 ・ID カード発行システム「KIPSY」 ID カード発行管理ソフト「KIPSTUDIO」と専用ID カード発行機から構成されるトータルシステム。小型・軽量・省スペース設計ながら、ID カードの一括大量発行などに対応。スマートフォンアプリで写真を取得する「証明写真ソリューション」との連携で、シームレスなカード発行を実現する。 ・フルスキャンコード 簡単な操作で複数のコードを一括で素早く読み取る二次元コード。画像のボケやブレに強く、スマートフォンなど各種デバイスへの展開も可能。物流、工場、店舗での商品や入退の管理など、あらゆるシーンで活用できる。 ・セキュリティシール 専用ライト機器でシールを照射すると、特徴のあるパープル色相や美しいオーロラ色相が確認できる。また、シール基材に剥離崩壊材料機能を付加することで、開封防止・再利用防止対策をとることも可能。 ・マイ・ショッピング・コンシェルジュ デジタルサイネージとスマートフォンアプリを連動させた多言語・オムニチャネル対応のソリューション。IR 施設の情報発信や物販など、さまざまなシーンで活用できる。 Global Gaming Expo Asia 2017(G2E ASIA 2017) http://www.g2easia.com/ ●会 期 :5 月16 日(火)~ 5 月18 日(木) ●会 場 :The Venetian Cotai Expo[中国 マカオ特別行政区] ●同社ブース:№552 ●主 催 :アメリカゲーミング協会、リードエグジビションズ(欧州) ≫ニュース全文を読む

2017年04月19日
凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、グループ会社であるマピオン(東京都港区、中尾光宏社長)が開発したウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」を活用した、「ウォーキングアプリソリューション」を2017年4月より本格的に提供開始する。  なお今回、「aruku&」は日本生命保険相互会社様から特別協賛を得た。今後、同社はお客様向けサービスである、「ずっともっとサービス(健康サポートマイル)」を一層充実させる観点から、「aruku&」を活用し、このアプリの利用状況に応じてサンクスマイルが貯まる仕組みの構築を検討する。  凸版印刷は、これまで様々なヘルスケア関連のソリューションを提供。横浜市との共同事業である「よこはまウォーキングポイント」に参画するなど多くの実績を持っている。これらのノウハウや経験を活かし、マピオンの「aruku&」などグループ内のサービス連携を図りながら、企業や自治体に向けてのソリューションを強化していく。  超高齢社会の到来により、増大する医療費の適正化に向け、生活習慣病の予防・対策事業の需要が増加している。健康維持や促進を主眼としたヘルスケアの必要性が社会的に高まってきたことを背景に、行政や企業などではさまざまな取り組みが進められている。  このような中、凸版印刷ではヘルスケア関連事業として企業の健康経営の取り組みを円滑に進める「健康経営支援ソリューション」や将来的に医療費抑制に繋げられる「健康ポイントソリューション」を展開。  一方で多くのパートナーと健康支援の取り組みを進める中で、健康に無関心な層へのアプローチの難しさや健康づくりの施策を持続させる必要性が課題となってきた。  凸版印刷は、この課題を解決するため、だれでも簡単に参加ができ、ゲーム性による持続性をもったウォーキングアプリを中心に、若年層への取り込みや持続的な利用を見込めるソリューションとして提供を行う。 ■ ソリューションの特長 ・スマートフォンを活用したウォーキングアプリによる健康増進を目的にした施策の企画立案から、普及、啓蒙活動や持続性を高める支援や利用属性に応じた行動履歴分析までをワンストップで支援。 ・各種分析の結果に応じて、事業設計を定期的に見直し、より効果的で最適な運用を提案。 ■ウォーキングアプリ「aruku&」 の主な機能 ・歩数、体重測定機能: 日々の歩数と体重の記録を日次、週次、月次、年次にてグラフ表示 ・スタンプラリー機能:ウォーキングコースの描画、観光地を巡るコースやオリジナルコースなどを設定可能 ・ランキング&チーム機能:個人や仲間でチームを組んで歩数を競うことが可能  ・景品応募機能:歩数に応じて、全国の名産品が当たる抽選に応募可能 ・お知らせニュース機能:ウォーキングイベントや健康情報の発信 ■ 今後の目標  凸版印刷は、同ソリューションの拡販をすすめ、自治体や企業に向け様々なヘルスケア関連事業の展開を強化。健康増進に向けた取り組みを支援していく。 ≫ニュース全文を読む

2017年04月18日
 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(東京都台東区、銭谷眞美館長、以下 東京国立博物館)と凸版印刷(東京 都千代田区、金子眞吾社長)は、2007年より、東京国立博物館に開設した「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」を拠点に、VRなどデジタル技術を活用した文化財鑑賞のあり方を開発する共同プロジェクトを進めている。   このたび、VR技術を活用した新しい文化財鑑賞手法の開発を目的とする第3期共同プロジェクト(2017年~2021年)の契約を締結した。  第3期共同プロジェクトでは、東京国立博物館と凸版印刷が、VR技術を活用した新しい文化財鑑賞手法の開発し、「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」を日本文化の体験拠点、新たな観光拠点として展開していくことを目指す。また、2020年に向けて、訪日外国人の増加や国内外の日本文化への興味関心の高まりが見込まれることから、外国人でも日本の文化を体験できる多言語コンテンツや、子どもなどでも楽しみながら学べる体験型コンテンツを制作など、新しい文化財鑑賞手法を開発していく。 ■共同プロジェクトについて  東京国立博物館と凸版印刷は、2007年から、第1期、第2期にわたり共同でプロジェクトを推進してきました。第1期(2007年~2011年)には、2007年に、本プロジェクトの実験の場として、東京国立博物館の資料館に「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」を開設し、VR技術を活用した文化財の公開手法を開発・検証した。第2期(2012年~2016年)には、300インチの大型スクリーンと超高精細4Kプロジェクタを導入し、座席数98席のシアターを東洋館地下1階に新設。一般向け有料上演および旅行代理店などへの貸切上演の提供など、さまざまな上演スタイルの可能性を検証した。また、VR作品として、これまでに『洛中洛外図屏風 舟木本』、『DOGU』、『伊能忠敬の日本図』など、東京国立博物館の所蔵品をテーマとした共同作品を9本制作、上演している。 ≫ニュース全文を読む

2017年04月18日
大日本印刷(DNP)と積水化学工業(以下:積水化学)は、フィルムタイプの色素増感太陽電池(以下フィルムタイプDSC*1)を搭載し、室内でも発電しながら駆動できる電子ペーパーを共同開発した。4月中旬より、都内のコンビニエンスストアの店頭に電子看板として設置し、実証試験を開始した。 * 1 色素増感太陽電池=Dye-sensitized Solar Cell(DSC):二酸化チタン、有機色素、電解質溶液を組み合わせた太陽電池のこと。材料が安価で構造が単純なことから低コスト化が可能な太陽電池として注目されている。 省電力で薄くて軽い電子ペーパーは、交通機関の時刻表や案内図、標識や広告などを表示する、屋内・屋外に設置可能な次世代の情報メディアとして期待されているが、駆動に必要な電池交換や電源確保が課題となっていた。これに対して今回DNPと積水化学は共同で、積水化学が開発した低照度で発電できるフィルムタイプDSCを搭載することで、電源が不要で、どこにでも設置できる新たな電子ペーパーを開発した。 ■色素増感太陽電池(DSC)で駆動する電子ペーパーの特長と用途 ・光を吸収する色素を利用して発電するフィルムタイプDSCをDNPの電子ペーパーに搭載することで、自ら発電しながら駆動できるようにした。 ・照度の低い(照度500ルクス以下)室内の照明でも発電できる。 ・電源が不要なため、屋内・屋外の任意の場所に設置することができる。 ・薄く軽量で持ち運びしやすいため、さまざまな場所に設置できる。 ・電子ペーパーは、光の反射を利用しているため照明下や日中の屋外などでも情報が見やすく、高いアイキャッチ効果が得られる。 ■活用事例 第1弾として、組み立てが簡単な「DNPかんたん組み立てPOP PaPaTPoPTM(ぱぱっとポップ)」に電子ペーパーとフィルムタイプDSCを搭載し、持ち運びやすく、コンセントなどの配線が不要で、どこにでも設置できる電子看板を開発した。店頭やイベント会場など、さまざまな場所で利用可能。 ■今後の事業展開 コンビニエンスストアの店頭をはじめとして、同製品の実証実験を各所で展開しながら顧客企業に対する認知拡大を進め、2017年度中の販売を目指す。 また電子看板などのプロモーション用途のほか、商業施設等の建築装飾材や交通インフラ用の情報表示器を開発するなど、両社の連携によって幅広い分野で新しい市場を開拓していく。 ≫ニュース全文を読む

2017年04月17日
 凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、国宝をはじめ地域のさまざまな文化資産をデジタルで再現し、人々が誇りを持てる観光資源として活用できる「デジタル文化財」の提供を推進している。  今回、長野県松本市による「松本市市制施行110周年記念事業」の一環として、江戸時代中期に焼失した本丸御殿や、大正時代に埋め立てが行われた南・西外堀など、国宝松本城の往時の姿を楽しめるVRコンテンツ『国宝松本城VR』を制作した。同コンテンツを活用したVR動画は、2017年5月1日(月)に開催される「市制施行110周年記念式典・イベント」(会場:まつもと市民芸術館 主ホール)にて上映される。また、凸版印刷が制作・運営する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアムアプリ(※)」にて、2017年7月1日(土)から一般公開する予定。 ■ 『国宝松本城VR』について  『国宝松本城VR』は、江戸時代の松本城城下の情景をデジタルで再現し、VR体験ができるコンテンツ。 ・失われた松本城城郭の全貌が蘇る 松本城管理事務所の監修に基づき、江戸時代中期に焼失した本丸御殿のほか、二の丸御殿、古山地御殿を中心とした松本城城郭、大正時代に埋め立てが行われた南・西外堀、さらに江戸時代の松本城城下の様子などを、細部までデジタルで再現した。現存天守だけではない、松本城城郭の全貌が蘇る。 ・現在も残る石垣を三次元形状計測し、デジタル化を実施 玄蕃石と呼ばれる巨石が残る太鼓門石垣の三次元計測を実施。そのデータを活用した高品質なVR作品を制作した。 ・「享保13年秋改 松本城下絵図」を基に、城下の様子を再現 松本城下を精緻に描いた松本市指定重要文化財「享保13年秋改 松本城下絵図」を基に江戸時代の城下を一部再現した。 ■ 凸版印刷のデジタル文化財を活用した地方創生支援への取り組み  近年、自治体や商業施設などにおいて、訪日外国人をはじめとする旅行者の誘致による地域経済の活性化や、市民意識の醸成などによる、地方創生への取り組みが本格化している。  こうした中、VRやARなどの技術を活用して地域の文化資産をデジタルアーカイブ化・コンテンツ化することで、歴史理解の促進や新たな観光資源として活用する取り組みが拡大している。  凸版印刷では、地域のさまざまな文化資産を人々が誇りを持てる観光資源として活用できる「デジタル文化財」を提供している。VRコンテンツの制作はもちろのこと、臨場感と没入感を体験できるVRシアターや、全地球測位システム(GPS)を組み合わせた体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアムアプリ」など、最新のデジタル表現技術を用いて、文化資産を活用した地方創生支援を展開している。 ※ ストリートミュージアムアプリ 現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動して見ることができる新しい体感型観光アプリ。旅行者は同アプリを利用することで、VRコンテンツや音声付き映像解説が閲覧できるほか、GPSで実際の地図と連動した古地図を表示できる。 ≫ニュース全文を読む

2017年04月17日
大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、静脈認証機能搭載のタブレット端末などに使用できる小型光源用として、ナノインプリント*1技術を応用した微細な凹凸構造によって赤外線などの照射光を整形できる光学素子を量産する技術を開発した。 今回量産に成功した光学素子は、小型化に対応可能という特長を活かして、富士通株式会社のスライド式静脈認証機能搭載のタブレット端末「ARROWS Tab Q507/P-SP」に採用されている。 *1 ナノインプリント : 基材上の樹脂などに金型を圧着して、nm(ナノメートル:10-9メートル)からμm(マイクロメートル:10-6メートル)単位のパターンを安定的に転写する微細加工技術 ネットワークサービスの普及にともなうセキュリティニーズの高まりや、IoT化、自動化の進展を受け、より高度なセンシングへの需要が拡大している。特に、波長が長く目に見えない光である赤外線を使用したセンシングは広く使われており、赤外線を特定の形やパターンで照射することで、効率や性能を高めるほか、装置を小型化したいなどのニーズがある。 このような光を整形する技術としては回折光学素子(Diffractive Optical Element : DOE)があり、この技術の適用で、照射する光の向きや強さ、照射パターン形状を設計・調整することが可能となる。 今回DNPがナノインプリント技術で量産化した光学素子を用いることにより、今後、各種光学センシングデバイスや照明装置の性能向上、効率改善、小型化などへの展開が期待できる。 静脈認証などに利用する赤外線の光をコントロールするには、光学素子の凹凸を深くする必要がある。また光を整形して効率を高めるためには、適宜、凹凸パターンのピッチ(幅)を狭くしたり、階段状に加工したりする必要がある。このような深くて細い形状や階段形状を作り出すのは難易度が高く、金型加工や量産における高いナノインプリント技術が必要となる。DNPは今回これらの課題を解決することで、富士通株式会社と株式会社富士通研究所が技術開発したスライド式静脈認証機能に搭載される光学素子の量産を可能にした。 DNPはナノインプリントの基本技術を自社で開発・保有しており、金型加工~ナノインプリント~材料設計といった各工程間の製造プロセスを最適に企画・設計することができる。また、回折光学素子(DOE)の新規開発の際、顧客企業が指定する種々の光照射パターンに対応するために必要な光学設計技術も自社で保有している。DNPはこれらのナノインプリント技術、光学設計技術の組み合わせで、要求特性に対する“合わせ込み”を最適に行うことができ、レーザー光源やLEDなどの各種光源に対応したDOEの設計・製造を可能としている。 【今後の展開が期待されるアプリケーション】 DOEは、特定の波長の光を所定の形状、分布に配光できるほか、回折パターン層が数ミクロンの厚みのため、光学素子を薄く小さくすることができる。これらの特徴により、光照射の効率化、センシングの高精度化、照射光源の小サイズ化に寄与する。これによって、以下のような用途へのDOEの展開が期待されている。 ○目の虹彩認証などの生体認証 ○周囲の立体物や障害物を検知する赤外線3Dセンサー ○車や家電などを操作する際の入力装置としてのジェスチャーセンサー ○周囲のシーンに応じたインフォメーションやメッセージの投影装置 ほか 【今後の展開】 DNPはナノインプリント技術の活用により、IoTや自動化に不可欠なセンシング分野での事業開発に注力していく。 同製品及び「DNPナノインプリントソリューション」の関連商材の販売で、2021年度には年間80億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2017年04月12日
大日本印刷(DNP、北島 義俊社長)とスカイコム(東京都台東区、川橋 郁夫社長)は協業し、タブレット端末に表示したPDFの帳票データ上に必要な情報を手書き入力して各種の申請手続きを行えるサービスを、4月に開始する。 既存ビジネスのデジタル化を推進させるデジタルトランスフォーメーションの一環で、企業は申請帳票や書類などの電子化によるペーパーレスを進めているが、多種多様な手続きをシステム化する開発費、運用費が膨大になることが導入の課題となっている。このペーパーレスの市場規模は約1,000億円以上と言われ、今後も生命保険や銀行などの金融機関をはじめ、さまざまな業界で申請書や申込書等の電子化の進展が見込まれている。 今回、タブレット端末上でPDFデータに手書きで各種情報を入力できるスカイコムの電子サインソリューション「SkyPDF」と、DNPの帳票設計・開発ノウハウ、商品案内コンテンツ制作、セキュアなデータ運用サービスで連携を強化し、導入・運用コストを抑えながら高品質な電子データによる多種多様な申請手続きが行えるサービスを提供する。 【同サービスの特長】 ・ タブレット端末に表示された帳票に生活者は手書きで必要事項を記入できる。記入された情報はテキストデータへの変換や、手書きをそのままPDFデータ化することも可能。 ・ 記入漏れを防ぐチェック機能をつけることができ、確認作業の業務負荷を軽減できる。 ・ 記入情報は、ISOに準拠した仕様のPDFファイルで保管できるため、長期保管に優れている。 また、電子署名を付与することでセキュアにPDFファイルを保管することができる。 ・ 利用する生活者は、紙の帳票と同様の画面から簡単な操作でストレス無く入力ができる。 ・ 高い情報セキュリティの機能を有し、多くの金融機関が利用しているDNPのデータセンターにて、安全・確実に申請書類データの配信や管理を行う。 ・ 同サービスを利用することで、従来のWebページによる申請・申し込みフォームの制作費に比べ、コストを約二分の一以下に抑えることができ、開発期間も大幅に短縮できる。 【今後の取り組み】 DNPとスカイコムは、同サービスを金融機関や流通業界などに提供し、2018年に約10億円の売上を目指す。 ≫ニュース全文を読む

2017年04月11日
CCGA現代グラフィックアートセンター(福島県須賀川市)では6月17日から9月10日まで「加納光於 揺らめく色の穂先に」展を開催する。 加納光於(1933–)は、1950年代に制作を開始してから現在まで、つねにイメージの探究者として独創的な作品の数々を作り出してきた。彼の創作の領域は版画、絵画、立体から装幀や舞台芸術にいたるまで多岐におよぶが、なかでも版画は、彼が美術家として最初に手がけた表現形式であることからもわかる通り、加納光於のイメージ探求における重要な手段の一つであり、彼の代表作とされる作品が版画によって数多く生み出されてきた。  加納光於の版画制作は、十代の終わりに版画の技法書を偶然手にし、独学で銅版画に取り組んだことに始まる。幻想的なイメージをモノクロで描いたエッチング作品は、詩人・美術評論家の瀧口修造(1903–1979)から称賛を受け、1956年には初の個展を開催した。その後、彼の版画制作は従来のエッチングの枠を越え、腐蝕作用による版の変容そのものに注目したものとなり、防蝕膜にさまざまな操作を施して描画するインタリオ(凹版画)へと展開していく。原生生物や鉱物のようなイメージが物質や生命の生成を想起させるこれらの作品は、リュブリアナ国際版画ビエンナーレや東京国際版画ビエンナーレでの受賞をはじめ高い評価を受け、加納光於の名を広く知らしめた。  版の変容に対する意識の高まりは1960年代になると、バーナーで溶解させた亜鉛合金を版としてその形を紙に写し取るメタルプリントの制作へと結実する。そして、このとき初めて有彩色を使用したことをきっかけに、作家の視点は色彩の生成や揺らぎといったものへと向かうようになった。カラーリトグラフ〈稲妻捕り〉(1977)〈Illumination〉(1986)、カラーインタリオ〈波動説〉(1984–85)〈青ライオンあるいは《月・指》〉(1991–92)、モノタイプ〈平家物語〉(1996)などをはじめ、レリーフプリントやシルクスクリーンも加えたさまざまな技法を駆使して生み出された鮮烈な色彩の版画作品の数々はいずれも、無限の階調を持つ波長域の中からある色彩が私たちの眼前に立ち現れ、それがそのままイメージを形づくる瞬間を画面の中に定着させる試みだったと言える。  色彩と、それによって知覚される物象の絶え間ない変容と流動における一瞬の姿を、大気の震えの中で揺らめく穂先の一点のごとく捉えた加納光於の版画作品は、つねに清新な視覚世界を私たちに示してきた。同展では加納光於の初期から現在にいたるまで、その創作活動におけるさまざまな局面で大きな役割を果たしてきた版画作品を中心に約120点を展示し、この類まれな作家の作品哲学に迫る。 ≫ニュース全文を読む